柿の収穫(柿狩り)
天候不順だった影響
1日目の柿狩り開始 |
柿が盛期の週末ファーマーの農作業は、16時頃には雑草抜きをやめて柿の収穫作業に移ります。
今年は畑の谷津の柿が成熟する時期が遅くなっています。
畑所在地の水系に属する田んぼの稲作も遅れていて、例年なら先月下旬までには刈取りが全て終わっているのに、いくつかの田んぼでは、まだ穂を垂れている状態のままであったりしています。
サンマ、マツタケ、鮭は不漁・不作だということで、時季外れの長雨・日照不足・高温があったことや、黒潮蛇行などなどが影響し合っての結果が出てきています。
この2日間の週末ファーマーの農作業は、時季外れの夏日の下でやりました。
畑の谷津の柿も、そんな天候不順の影響で成熟時期が遅くなっているのでしょう。
ちなみに昨年の柿は、ほとんど生らなかったので、今年は遅れていても柿が収穫出来て嬉しい秋となっています。
北側の柿の木 |
柿の大木は2本あって、1日目は北側、2日目は南側の木から収穫してみました。
林に近い南側の木のほうが実を付けた数が少なく、その代わりひとつひとつの実が大きく、ヘタムシに食害されているものがかなり少なくなっています。
ヘタムシの影響が少ないので実が比較的綺麗です。これは先週の収穫時には気が付かなかった事です。
自然栽培の柿としてはなかなか良いものが収穫出来たので、隣家や宅急便にておすそ分けをすることにしました。
柿の木は高木なので収穫に苦労します |
収穫後の柿の写真は暗くなったので撮影しませんでしたが、両日合わせて前回の倍以上の量を収穫出来ました。
次回は天気予報で雨続きですが、雨の止み間が長ければ柿だけは収穫したいと思っています。放っておくと熟してカラスに喰われてしまいますので。
秋ジャガイモの追肥と土寄せ
8月末にデジマ、ニシユタカ、キタアカリ、新品種の「さんじゅう丸」各1kgずつをカットしないで種イモそのままを植え付けました。
さんじゅう丸は、長崎県農林技術開発センターが2010 年5月に品種登録の出願を行って、
同年8月に出願が公表された新品種で、そうか病(ジャガイモの表面がかさぶた状になり見た目が悪くなる)に強い品種ということです。
デジマとニシユタカよりもそうか病に強い期待の品種です。
秋ジャガイモは例年8月中旬に植え付けるのですが、今年は都合が付かずに月末になりました。
これらが育っていて花も咲き始めています。
デジマ、ニシユタカ、さんじゅう丸は株が大振りで、茎が倒れてきていますので、整理を兼ねて少し遅いですが追肥と土寄せを同時にやりました。
そしてデジマ、ニシユタカ、さんじゅう丸は、先月に芽かきをしたのにその後小さな芽が出てしまっていて、それらが細々と成長していました。
これがあると小さなイモが出来てしまうので、今さらながら芽かきをしてみました。
ジャガイモの芽かき |
写真は芽かきをしたものですが、小さなイモが出来始めています。
このほか、別畝のキタアカリは種イモが小さかったので、育っている株も小さいです。こちらは細い芽が後からほとんど出てきていません。種イモが小さかったからと思われます。
ケイフンを株近くに置いてから土を寄せて作業終了です。
あとは霜が降りる前のイモ掘りを待ちます。
夏のような日差しを受ける秋ジャガイモたち |
イチゴの畑の整理
夏に除草をしたものの、夏の経過とともに再び草原のようになったイチゴ畑、これを徐々にイチゴ畑として見られるように整理を続けています。
雑草の影響から早めに逃れたイチゴの古株は、葉を大きくして来春に向けて成長をしています。雑草に負けてしまったイチゴの株は細々として勢いがありませんが、除草が出来たのでなんとか回復するのではと思っています。
前回は天候不順によりイチゴの植え替えに失敗してしまったので、今回は残っている株をそのままにして、子株を空いている所に植え付ける段取りです。
また、近隣から託されたイチゴの古株もこちらに移植します。
次回は雑草にやられてしまった畝を直して、イチゴ畑を整えていきます。霜が降りる前までには終わらせたいですね。
農閑期はまだまだです。海釣りに行きたいのですが、行けるのは寒くなってからかなぁ。
参考文献 : 向島信洋・森 一幸・坂本 悠・田宮誠司・草原典夫・石橋祐二・中尾 敬 2012『バレイショ新品種「さんじゅう丸」』, 長崎県農林技術開発センター研究報告第3号:27~51
管理者 : Masa