2017年10月10日火曜日

メインはイチゴ畑の整理

柿の収穫(柿狩り)

天候不順だった影響 

1日目の柿狩り開始
1日目の柿狩り開始
柿が盛期の週末ファーマーの農作業は、16時頃には雑草抜きをやめて柿の収穫作業に移ります。
今年は畑の谷津の柿が成熟する時期が遅くなっています。
畑所在地の水系に属する田んぼの稲作も遅れていて、例年なら先月下旬までには刈取りが全て終わっているのに、いくつかの田んぼでは、まだ穂を垂れている状態のままであったりしています。
サンマ、マツタケ、鮭は不漁・不作だということで、時季外れの長雨・日照不足・高温があったことや、黒潮蛇行などなどが影響し合っての結果が出てきています。
この2日間の週末ファーマーの農作業は、時季外れの夏日の下でやりました。
畑の谷津の柿も、そんな天候不順の影響で成熟時期が遅くなっているのでしょう。
ちなみに昨年の柿は、ほとんど生らなかったので、今年は遅れていても柿が収穫出来て嬉しい秋となっています。

北側の柿の木
北側の柿の木
柿の大木は2本あって、1日目は北側、2日目は南側の木から収穫してみました。
林に近い南側の木のほうが実を付けた数が少なく、その代わりひとつひとつの実が大きく、ヘタムシに食害されているものがかなり少なくなっています。
ヘタムシの影響が少ないので実が比較的綺麗です。これは先週の収穫時には気が付かなかった事です。
自然栽培の柿としてはなかなか良いものが収穫出来たので、隣家や宅急便にておすそ分けをすることにしました。
柿の木は高木なので収穫に苦労します
柿の木は高木なので収穫に苦労します

収穫後の柿の写真は暗くなったので撮影しませんでしたが、両日合わせて前回の倍以上の量を収穫出来ました。
次回は天気予報で雨続きですが、雨の止み間が長ければ柿だけは収穫したいと思っています。放っておくと熟してカラスに喰われてしまいますので。



秋ジャガイモの追肥と土寄せ

8月末にデジマ、ニシユタカ、キタアカリ、新品種の「さんじゅう丸」各1kgずつをカットしないで種イモそのままを植え付けました。
さんじゅう丸は、長崎県農林技術開発センターが2010 年5月に品種登録の出願を行って、
同年8月に出願が公表された新品種で、そうか病(ジャガイモの表面がかさぶた状になり見た目が悪くなる)に強い品種ということです。
デジマとニシユタカよりもそうか病に強い期待の品種です。
秋ジャガイモは例年8月中旬に植え付けるのですが、今年は都合が付かずに月末になりました。
これらが育っていて花も咲き始めています。
デジマ、ニシユタカ、さんじゅう丸は株が大振りで、茎が倒れてきていますので、整理を兼ねて少し遅いですが追肥と土寄せを同時にやりました。
そしてデジマ、ニシユタカ、さんじゅう丸は、先月に芽かきをしたのにその後小さな芽が出てしまっていて、それらが細々と成長していました。
これがあると小さなイモが出来てしまうので、今さらながら芽かきをしてみました。

ジャガイモの芽かき
ジャガイモの芽かき

写真は芽かきをしたものですが、小さなイモが出来始めています。
このほか、別畝のキタアカリは種イモが小さかったので、育っている株も小さいです。こちらは細い芽が後からほとんど出てきていません。種イモが小さかったからと思われます。
ケイフンを株近くに置いてから土を寄せて作業終了です。
あとは霜が降りる前のイモ掘りを待ちます。

夏のような日差しを受ける秋ジャガイモたち
夏のような日差しを受ける秋ジャガイモたち

イチゴの畑の整理

夏に除草をしたものの、夏の経過とともに再び草原のようになったイチゴ畑、これを徐々にイチゴ畑として見られるように整理を続けています。
雑草の影響から早めに逃れたイチゴの古株は、葉を大きくして来春に向けて成長をしています。雑草に負けてしまったイチゴの株は細々として勢いがありませんが、除草が出来たのでなんとか回復するのではと思っています。
前回は天候不順によりイチゴの植え替えに失敗してしまったので、今回は残っている株をそのままにして、子株を空いている所に植え付ける段取りです。
また、近隣から託されたイチゴの古株もこちらに移植します。
次回は雑草にやられてしまった畝を直して、イチゴ畑を整えていきます。霜が降りる前までには終わらせたいですね。
農閑期はまだまだです。海釣りに行きたいのですが、行けるのは寒くなってからかなぁ。





参考文献 : 向島信洋・森 一幸・坂本 悠・田宮誠司・草原典夫・石橋祐二・中尾 敬 2012『バレイショ新品種「さんじゅう丸」』, 長崎県農林技術開発センター研究報告第3号:27~51
管理者 : Masa
このエントリーをはてなブックマークに追加

2017年10月1日日曜日

ニンニクの植え付けと柿の収穫

ニンニク

引き続きニンニクの植え付け

今回の週末ファーマーの農作業で植え付けを終わらせるため、最優先作業として2日間掛けて行いました。
種ニンニクを1片ずつに
種ニンニクを1片ずつに

前回の週末ファーマーでは畑の東エリアに植え付けましたが、今回は西のエリアに植え付けです。この西のエリアは、西側にある雑木林の高木のせいで夏以外は日没が早くなり、特に冬場は15時を過ぎると寒々しくなるエリアとなります。厳冬期は作業中に降霜したりします。
畑を借りた次の年に、初めてのニンニク栽培で「青森ホワイト6片」を植え付けて成功した所です。この時は「青森ホワイト6片」に栽培気候などが合致したのでしょう。その後はサビ病が出ることが多く、成功と言えるような結果は出ていませんでした。

西のエリアのニンニク植え付けのための土作り

昨秋から初夏にかけて、このエリアでニンニク栽培を1畝だけ行いました。ニンニクは連作に強いので、これくらいの栽培歴なら問題無いでしょう。ということで、土作りは土壌にあらかじめケイフンを撒くことはしないで、規定量より少量の苦土石灰とごく少量の米ヌカを撒いています。ケイフンは畝下の元肥だけにしました。

ニンニクの植え付け終了

種ニンニクがだいぶ余りそうなので、小粒のものはあらかじめ除外して植え付ける数を把握しておきました。
その数436片です。
作ることが出来る畝の数に対して種ニンニクが多いので、畝間がかなり狭くなった所もあります。
植え付けは、出来る株の大きさがばらつくようにと、種ニンニクの大きさによって、大きめのを植えたら次は小さめの、次は大きめのというようにしました。
夕方には植え付けが終わり、今期の植え付け総数は890片ほどで、9か月後の収穫が楽しみとなりました。
ニンニク植え付け後の畝
ニンニク植え付け後の畝

ニンニクの芽が出てた日曜日

前回の週末ファーマーで植え付けたニンニクの一部が発芽していました。前日には発芽していなかったので驚きです。早いですね~。
冬を迎える前に株が大きく育つと冬越しに有利ですので、このまま成長して欲しいですね。
1週間で芽が出たニンニク
1週間で芽が出たニンニク

次回からは、イチゴの株の植え替え整理です。




柿の収穫(柿狩り)

「梨狩り」とはよく言いますが、「柿狩り」と言うのでしょうか?
「柿もぎ」「柿採り」ではおかしいですし。
自然栽培の柿の木
自然栽培の柿の木

畑の地主さんに地代を支払いに行ったら、「柿を収穫して良いですよ」と嬉しいお言葉がありました。それを期待していたのです。
昨年はほとんど実らなかった谷津にある大きい柿の木に、今年はたくさん実っていまして、橙色や黄色に色付いています。
さて、収穫カゴと伸縮式引っ掛け棒を持参で柿狩りに向かいました。
柿の木に近付いてみると、ちょっと違和感があります。橙色のものは、ぶよぶよに熟しきっていて、収穫するに値しません。
収穫するのに丁度良い橙色で固さがあるものがほとんど見当たらないのです。まだ未熟な黄色いものばかりです。
この丁度良いものは、おそらく地主さんが先に収穫したから無くなっているのでしょう。
しかし、ぶよぶよなものが多過ぎです。

カキノヘタムシガ(ヘタムシ)

漢字と平仮名で書くと「柿の蔕虫蛾」でしょうか。ぶよぶよ柿の一因です。
伸縮式引っ掛け棒で柿狩り。次回は網を持参しましょう。
伸縮式引っ掛け棒で柿狩り。
次回は網を持参しましょう。

自宅でもありましたが、柿の実が2、3cmの時にヘタを残して落果してしまう原因はこのヘタムシ(幼虫)のせいです。
柿が大きく育った頃、一気にぶよぶよに熟して落果してしまうのも、このヘタムシのせいです。柿のヘタに刺激が加わると変化(熟成)が起こるのです。
ちなみに、渋柿のヘタに焼酎をつけて渋抜きをして甘柿にする方法も、このヘタへの刺激(化学変化)からきています。
柿のヘタの部分にヘタムシはいます。今回もヘタをめくると食害されて中途半端に穴が開いていたり、黒く変色してしました。
自然栽培の柿では、見た目が綺麗な柿を得るのはかなり難しいです。ほとんど何かしらの形でヘタムシにやられています。
収穫出来た柿は少量。 次回が盛期かな。
収穫出来た柿は少量。
次回が盛期かな。

今回収穫した柿は初物ですので、見た目と熟柿具合の丁度良いものから、近隣へお裾分けしました。
さあ、次回からは短期間ですが「柿狩り」が作業に加わりました。





管理者 : Masa
このエントリーをはてなブックマークに追加

人気の投稿