2021年10月17日日曜日

F210耕うん機のエンジンが始動しない

F210耕うん機のエンジンが掛からなかったが解決



エンジンが掛からなくなってしまいました。

プラグを外して点検すると、煤でだいぶ黒ずんでいたので新品に交換してみました。チャンピオンのものは品番CJ14、NGKのものならばBM4A。交換後に点火を見てみると火花が出ているのでこれは問題なし。しかし掛からず。
キャブレターに詰まりか何かあるのかと思い、まずは燃料コックをオフにして燃料が行かないようにして、キャブレター内に残っている燃料でエンジンを始動してみると、かすかにエンジンが掛かる前触れの音になりました。キャブレターには問題なさそう。
次に燃料コックをオンにしてエンジンを掛けてみるが、掛かる気配なし。
エアフィルター(エアーエレメント、エアークリーナー)(品番17210-896-305)を新しくしてみました。古いエアフィルターがまぁまぁ汚れていたので一応。交換後、エンジンが掛からないのは変わらず。
F210エアーフィルター
F210 エアフィルター、使用約10年。

F210 エアーフィルター新品装着後
F210 エアーフィルター新品装着後



アクセル(スロットル)ワイヤーを見てみました。エンジン回転の調整場所は、本体の先端の方、アンダーカバーの上方にあります。
調整を固定するナットがユルユルで調整が効かなくなっていました。いつも何となくは気にしていましたが、ここまで緩くなっているとは思いませんでした。


小さいナット2個をスパナとラジオペンチで回して、ワイヤー(ケーブル)の張り具合を調整。エンジンを掛けてみると掛かりました!
エンジンを掛けたまま、回転が無くならない位置でL(ロー)を決めてナットを固定して、鉄アクセルレバー(エンジン回転調整レバー)の遊びを始動とL(ロー)の間で約1cm強にして調整完了。

F210アクセルレバー
F210アクセルレバー(鉄)



F210アクセルワイヤー
F210アクセルワイヤー交換後

アクセルワイヤーがだいぶ劣化していたので、これを新品(鉄用アクセルワイヤー)に交換してからは、回転の微調整が効くようになってとてもスムーズになりました。

2022年1月下旬

約2か月ぶりに耕うん機を動かしました。
気温が氷点下になる時期に行う「畑の寒起こし」のため、耕うん機でがっつり耕したのです。土の中で越冬している害虫駆除が主な目的です。
久しぶりでしたが、快調な耕しでした。
これからは、機会があるごとに寒起こしを行っていきます。

2022年3月下旬

絶好調のF210。エンジンオイルを交換しなくてはと思いつつ…。

2022年8月中旬

この夏、暑すぎて使っていません。動かさなきゃ…。

2024年1月上旬

昨夏も暑すぎましたが絶好調です。

2024年6月
やってしまいました。
忙しさのあまり、エンジンオイルの点検を怠り、エンジンが焼き付いてしまいました。
使用してて前兆はあったのです。
多分「カン、カン」という音とパワーダウン。
その時はエンジンオイル量を見たんですが、オイルレベルを誤認してしまって、引き続き使用してしまい…。
「ガッ」という音でエンジンストップ。

エンジンオイルを補充してみましたが、スターターロープが引けず。
何度かスターターを手回しして動いたので、これはもしかしてなんとかなるかも、と思い。
なんとなくプラグを交換してみようと外し、嵌め込み穴からエンジンオイルを少し注入して、再始動。

スターターロープが引けてエンジンが掛かった!
しかしそれは一瞬。
白煙と焦げだような臭いの後に、全く動かず。
もうどうにもなりませんでした。
ごめんなさい、初期型F210。

つづく。

2024年10月上旬

耕すのに必要なので、すぐに同機種を中古で探して購入しました。
一代目のマイナーチェンジした機種。
エンジンオイルはサービスで交換してくれまして。
引き取り後、その日に使用するも何か変。エンジン音が甲高く、ガソリンが直ぐに無くなるし。
ミッションオイルを見てみると、なんとまさかの空っぽ。
とりあえず入れてみると、片方の車軸オイルシールから漏れ漏れ。
漏れた痕跡が分からなかったので、前の持ち主はオイルが無いまま使用していた?
ミッションは大丈夫なのかい?と不安になるが、その日はなんとか使用して畝作り完了。
この後、長きに渡るリフレッシュ作業に時間が取られることになるとは。
土日祝日ファーマーにはその時間がきびしくて。

つづく。




管理者 : Masa
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2021年3月14日日曜日

草刈機のギヤケース交換

 草刈機の異音発生

タナカPCG24EASPの草刈機(刈払機)
タナカPCG24EASPの草刈機(刈払機)


タナカPCG24EASPの草刈機(刈払機)が完全に故障する前、ギヤケースのあたりから「シャーシャー」と何かが擦れるような音が時々小さく発生していました。

軸に細い針金でも巻き付いたのかな?と思い、目視だけで点検してみましたが変わった様子は無しです。

たいした音ではないし時々なので、そのまま使ってその日は草刈りを終了にしました。




 

 

草刈機の異音が大きくなり、故障。

故障当日、やはりギヤケースのあたりからの異音があり、ちょっと使ったら異音が連続するようになり、異音が大きくなってしまい不安に。

ここで、刃を外して点検してみましたが、外見上は異常無し。しかし、明らかに異常なので、音からしてギヤケース内のベアリングが劣化しているのだろうと思い、そのまま使ってみることにしました。

そして、幹が太い菜の花系の根元近くの切断をしていると、「ガラガラー」という破壊音とともに刃への動力が伝わらなくなり、明らかに故障発生となりました。

草刈りを開始して10分あまりで繁忙期なのに終了…。

 

 

ギヤケース交換へ

経年劣化があちこちにきているので、新しく草刈り機を買い替えようと思いましたが、この草刈機は一応借り物(持ち主不在)であるので、修理することに決定。

それに、今まで自分で色々修理したし。

壊れたギヤケース。棒差し込み穴が拡大し。
壊れたギヤケース。棒差し込み穴が拡大し。


草刈機のギヤケースを外した状態
草刈機のギヤケースを外した状態

 

ギヤケースを外してみると、ギヤケース内からベアリングと歯車が出てしまい、竿(アウターパイプ)の中で散乱状態。ギヤケースを交換することにしました。

その時に、エンジンからギヤケースに動力を伝える伝導軸(ドライブシャフト)が、スポッと本体から抜けたので、大丈夫なのかととても不安に。しかし問題なしでした。

伝導軸がスクエアタイプ
伝導軸がスクエアタイプ
 

タイプを確認すると、竿の径24mmで、伝導軸がスクエアタイプなことから、ギヤケースASSYは7種類あるうちの「Gタイプ」が適合なので、ネットで購入。

伝導軸の直径
伝導軸の直径

壊れたギヤケースの内部
壊れたギヤケースの内部

ギヤケース内の壊れた部品
ギヤケース内の壊れた部品

ギヤケースと刃の接合部品
ギヤケースと刃の接合部品


 

ギヤケースの交換

新しいギヤケース
新しいギヤケース


新しいギヤケースの側面
新しいギヤケースの側面

付属していた工具
付属していた工具


さて、取り付け前に説明書を読むと、(竿に)ギヤケースを奥まで差し込んで、回り止めネジ穴が合わない場合は、ドリルでの穴開け加工が必要とあります。

穴の位置は合うのではないかなぁ、と楽観的に考え、取り付けてみると残念、2cmほどずれていました。

後日、電動ドリルで穴を開け、ギヤケースを差し込んで交換完了。

下側に穴を新たに開けました
下側に穴を新たに開けました

 
ギヤケースに刃を取り付け
ギヤケースに刃を取り付け

新しいギヤケースの内部
新しいギヤケースの内部


無事に刃が回転して修理が終わりました。

 

草刈機のギヤケースを交換して、動作確認後。
草刈機のギヤケースを交換して、動作確認後。

今度から、グリスを50時間使用ごと(推奨)の注入も心掛けましょう。

草刈機(刈払機)のグリース
草刈機(刈払機)のグリース

 

 

 



管理者 : Masa


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2020年7月19日日曜日

F210耕うん機(管理機)の爪の向きが違った

思い返せば6年前、このホンダF210を中古で購入して初めて動かした時の違和感。

エンジンオンにして土手を移動した時、真っすぐに動かなくて斜めに動いていったこと。かなり力をいれて制御しないと斜めに突っ走ってしまうこと。ここで原因を見付ければよかったのに、こんなものだろうとの思い込み。
それまで使わせてもらっていたクボタの耕うん機TMA(管理機)は、移動時に真っすぐ動いていたのに。

それと、左側に比べて右側が良く耕せないこと。爪(タイン、刃)の消耗の左右差による土への食い込み不足かなぁなんて、ぼんやりと思っていました。


F210耕うん機での耕しに時間が掛かるようになった原因
週末ファーマーの農作業なので、耕うん機の使用頻度は多くありません。ですが、この1か月くらい、使うたびに耕しにくいなぁと思っていました。

まずはハンドルからフレームとエンジン部を繋ぐフランジボルトに隙間が出来ていて、動作にガタツキが出てきていましたので、これを直すべく耕うん機のメンテナンス作業を実施してみました。

13ミリのレンチでボルトを緩めようとしたところ、なんといきなり抵抗が無くなって、ボルトの途中から切断!ボルトの経年劣化です。
見てみると、孔の中でボルトは切断していて、ネジザウルスなどで掴めない状態です。これは、ボルトに逆回転ネジを埋め込んで外さないと無理なので、今回は応急措置でワイヤーで固定することに。
F210 折れたフランジボルト
F210 折れたフランジボルト

次に、爪の点検。
前回の耕し中、保持ピン(8×35)が外れてボロッとエクステンションコンポーネントが外れたことがあり、見てみると取り付け穴が拡がりピンが抜け落ちてしまう状態でした。
F210 これも保持ピンが抜けそう
F210 これも保持ピンが抜けそう

ですので、少し大きめのピンを入れて抜けないようにし、エクステンションコンポーネントの再装着は、特に爪の向きを考えないで取り付けていました。
F210 画像右側の爪の向きが正しくない
F210 画像右側の爪の向きが正しくない

この写真の状態。
爪の向きが左右非対称。これでは駄目です。
左右対称になるようにエクステンションコンポーネントを装着し直そうとしたところ、左右対称になりません!
なんで?





その前に、爪を留めているセレート付きフランジボルト(+セレート付きフランジナット)が一か所無いことに気が付きました。
今まで気が付いていませんで、これでは良く耕せるわけがありません。
フランジボルト(ワッシャーいらずで、ボルトとワッシャーが一体化しているようなもの)とフランジナット(ワッシャーいらずで、ナットとワッシャーが一体化しているようなもの)を持っていなかったので、臨時にボルトとナットで爪を取り付け。
後日、このボルトとナットを調達することにしましたが、ホームセンターでの取り扱いがなかなか無く、あってもサイズが合わなかったり。ましてやセレート(緩み止めの刻みのような)付きは見付けるのが難しかったのですが、なんとか集めることが出来ました。
ネット通販のネジ屋さんでは簡単に探せましたが。
F210 爪をバラシ中
F210 爪をバラシ中

さて、爪の向きを左右対称にするのには、右側のメインパイプコンポーネントの爪の組付けもバラシて組付け直す必要となりました。
F210 爪の向きが左右対称になりました
F210 爪の向きが左右対称になりました

左側の爪の組付け方を見ながら組付け直し、左右対称になって正常な状態に。
真っすぐに進むし、耕しはスムーズで、チェックを怠っていたのを反省しました。
耕うん機は、始動前点検などをきちんと行わなければなりません。

以下のようなご指摘がありましたので、抜粋引用させていただきます。
ナタ爪は土に向かって爪が曲がったほう(刃がついているほう)が食い込んでいかなくてはなりません。
ご指摘ありがとうございます。感謝申し上げます。
正しく組付け直したつもりがミスっていました。
画像の状態ではダメでしたね。


ついでに、これも怠っていたエンジンオイル(SAE10W-30)0.3リットルの交換を約1年半ぶりに実施。オイルの色が黒くて…。
本来は、6か月か稼働期前の交換が必要となっていますので。



ミッションオイル(SE5W-30orSAE5w-30)0.9リットルの交換も実施。これは不足していれば補充で良いようですが、検油ボルトを外して古いオイルを抜いて、新しいオイルを入れました。

こまめなメンテナンスは大事ですね。




管理者 : Masa
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