2018年12月12日水曜日

秋ジャガイモ(ニシユタカ)の収穫

先週は遠出する用事があったので、約二週間ぶりの週末ファーマーとなりました。
その遠出は夜遅くとなり、目的地に着く前に急な降雪がありうっすらと積雪しましたが、車のタイヤはスタッドレスタイヤに履き替えていたので、スリップすることなく安全に走行出来ました。

週末ファーマーの畑も暖冬傾向の影響が

ニシユタカが大きく育ちました
ニシユタカが大きく育ちました

8月の終わりに種イモを植え付けてから約三か月ちょっと、葉が枯れている割合が高くなっていたのでニシユタカの収穫をすることにしました。
葉が枯れたニシユタカ
葉が枯れたニシユタカ

12月になっても暖かい日が続いていたので、収穫の時にはまだ本格的な降霜に至ってなく、茎は生きている状態で青々としている葉もありました。これは今までに無かったことで、暖冬傾向を裏付けているようです。

12月の2週目なのに、まだ緑の葉が残っています。
12月の2週目なのに、まだ緑の葉が残っています。

ニシユタカの収穫を失敗しないように

さて、毎回ちょっと失敗するジャガイモの収穫作業。どんな失敗かというと、エンピ(剣先スコップ)で掘り上げる際に刃先がジャガイモにあたり、切断したり傷付けたりしてしまうことが多かったのでした。
これは、ジャガイモの株元からのイモの広がりを予測出来ていないからです。株元近くからエンピを差し入れてしまうのは、早く収穫しようとする焦りもあります。

この失敗をしないように、今回は株元から約70cm離れた位置にエンピ入れをしました。ちなみに、ジャガイモの収穫作業では、深めに掘るついでに雑草のスギナとハマスゲの除去も行います。今回はこれをいつもよりしっかりやっているので、一日だけの作業で収穫を終わらせるのは目標としませんでした。






ニシユタカの収穫

まずはニシユタカの株元から離れたところに穴を掘ります。幅は畝を挟んだ両通路まで広く取り、深さは約50cmで。
まだジャガイモは出ませんが、スギナとハマスゲがあるのでこれを取り除いていきます。
次に、この穴からニシユタカの株元を目指して、下の方からエンピを差し入れて上の土を崩します。ここでイモがポロっと出てくれば無傷で即収穫となります。出なければ横から手探りでイモのありかを見つけ出してみます。
イモが出てきました
イモが出てきました

こうして時間は掛かりますが、確実に無傷のイモを収穫していきました。
ニシユタカ3株分の収穫量
ニシユタカ3株分の収穫量

イモの出来具合は思っていたよりもかなり上々です。1株からは5個前後の収穫となり、しかも大きいものが多いという結果に。8月末からも暑い日・暖かい日が続いたのが良かったのかもしれません。
追肥はケイフン少々を1回、その時に多めの土寄せを1回きりで、雑草抜きはしていません。
それでもイモは上出来。気候、土がニシユタカに合ったようです。

帰宅後、茹でたニシユタカをバターで食べたところ、ホクホクとネットリの中間のような食感でとても美味しくいただきました。


次も収穫作業は続きます。





管理者 : Masa
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2018年11月27日火曜日

とっくり芋の収穫

とっくり芋とは

収穫した「とっくり芋」
収穫した「とっくり芋」

長芋あるいは自然薯の一種で、形が酒器の徳利に似ているので「とっくり芋」と呼ばれています。しかし、形良く栽培出来たのものは徳利に似ますが、土が固かったりすると芋が変形してしまい徳利には似ません。この変形とっくり芋だけを見たのでは、とっくり芋の名前の由来がピンと来ないことでしょう。

とっくり芋の特徴の一つは、芋の長さが長芋と自然薯に比べて短いことです。自然薯の長さは1mを超えるものがあるくらい長いのですが、とっくり芋はその半分くらいの長さ、あるいは出来具合で半分以下です(※品種によっては長芋と同じくらい長いものがあるようですが、それはとっくり芋と呼べるのでしょうか?)。
今回収穫したとっくり芋の長さは約15~40cm、太さは直径6cm前後です。小さいものは来年の種芋にします。

粘り気は自然薯に匹敵する粘りがあるけれど切れが良く、すりおろしたものは箸で掴んで持ち上げることが出来ます。






とっくり芋の収穫に至るまで

種芋は購入したものを頂いた約800g分(1箱売り)で、20本ちょっとありました。これを約2年半前の5月下旬に植え付けて、今回収穫に至りました。
植え付けてからは、雑草がひどくなったら雑草抜きをやって、追肥はケイフンを4回くらいと少な目でした。雑草抜きは三角ホーでやるとツルを切ってしまうおそれがあるため、なるべく刃物を使わずにやったので手間が掛かり、機会少な目の雑草抜きとなったのです。 
この園芸支柱の下に「とっくり芋」があります
この園芸支柱の下に「とっくり芋」があります

10月末に地上部が枯れ、今年は収穫しようと予定していたので枯れたものを取り除いてみました。そうしたら芋がどこにあるのか分からなくなったので、芋がある場所の目印として、ツルを伸ばさせた園芸支柱をそのまま立てておきました。 

とっくり芋の収穫

暑くもなく寒くもなくの小春日和でしたので、ついにとっくり芋の収穫です。
前回の自然薯の収穫では、芋の長さによる掘削深度が深いために重労働だったのですが、今回のとっくり芋は自然薯に比べて約半分の長さということなので楽観していました。
しかし、掘るとなると湿った土は重くへばり付き、やはり重労働で汗だく。おまけに腰が痛い中での掘削作業でして。
見えてきた「とっくり芋」
見えてきた「とっくり芋」

初めに出てきたのは20cmほどのとっくり芋だったので、これなら次々に掘り起こせるだろうと進めていくと、次のは大物の感じが。ある程度掘ったら、長さを想像して剣先スコップ(エンピ)を深めに入れてテコの原理で掘り起こしてみると「ボキッ!」と折れる音がして失敗。想像していた長さよりも長かったのでした(先程の倍の長さ)。
次の芋からは、芋の手前を深めに掘り、側面から芋を移植ゴテで探して芋がある範囲を探すことにしました。しかし初めはこれもなかなか上手くいかず、移植ゴテの刃先がちょっと芋に触れるだけで柔らかい皮が剥けてしまい、白い芋が現れてしまったのです。
次からはさらに慎重に掘り進めて、慣れてきたせいもあり、芋へのダメージを少なくして掘ることに成功していきました。
側面から掘り進める場合は、一昨年、昨年の芋がしわしわになって出てくるのを初めに見つけられれば、そのすぐ脇に今年の芋があるので位置の確認は簡単です。しかし、真っすぐに徳利状に育っていないので、横への広がりとその下端も探します。
下端が探せたら、周囲の土から芋を切り離すように芋から少し離した位置に移植ゴテで隙間を作って、上部の芋の端を掴んで引っ張ると上手く外れることが分かりました。
移植ゴテを差し込んで「とっくり芋」を土から離します
移植ゴテを差し込んで「とっくり芋」を土から離します

変形した「とっくり芋」。画像中央下の小さいものは種芋にします。
変形した「とっくり芋」。画像中央下の小さいものは種芋にします。

ここまでのとっくり芋掘りで残りは約半分。夕暮れにより今回は収穫終了となりました。続きは次回。





管理者 : Masa
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2018年11月22日木曜日

玉ねぎ苗の植え付け

玉ねぎ苗が育たず

購入した玉ねぎの苗(もみじ3号)を植え付け
購入した玉ねぎの苗(もみじ3号)を植え付け

自家栽培の玉ねぎ苗約300本が、ネキリムシの被害により30本ちょっとしか育たなかったので、週末ファーマーの農作業を始めてから初めて玉ねぎの苗を購入しました。今季はネキリムシ(蕪夜蛾、カブラヤガの幼虫)の被害が多くなっています(進行中)。雑草抜きをしていると丸々と肥えたネキリムシがコロッと地中から現れます(見た目が駄目な方が多いので写真を撮っていません)。
もみじ3号の苗。立派!
もみじ3号の苗。立派!

購入した玉ねぎの苗の品種は「もみじ3号」、晩生(おくて・ばんせい)です。
長期間の貯蔵に向く品種を探すとやはり晩生になります。早生(わせ・そうせい)だと貯蔵出来る期間が短い生食に向く品種がほとんどですが、長期間貯蔵をしたいので早生は対象外。中生(なかて・ちゅうせい)も長期間貯蔵に向くものがあるようですが、やはり長期間貯蔵に安定の晩生種を選ぶことにとなります。
ちなみに、玉ねぎの品種の早晩性ではさらに細分されていますが、そこまで深入りしないで今季は晩生でいきます。

さて、手に入れた苗は無農薬か低農薬で丁寧に育てられたものです。販売されている苗を数か所で手に取って見たのですが、とても買う気にならない状態のものでしたが、それと比べて格段に状態が良いものです。
玉ねぎ苗植え付け後、次の日にネキリムシの被害。
玉ねぎ苗植え付け後、次の日にネキリムシの被害。

玉ねぎ苗植え付け後、次の日にネキリムシの被害。
玉ねぎ苗植え付け後、次の日にネキリムシの被害。

玉ねぎ苗の植え付け

こちらは自家製の貧弱玉ねぎ苗を植え付け
こちらは自家製の貧弱玉ねぎ苗を植え付け

苗の植え付けには穴あきマルチ(黒色)を使いました。雑草防止というよりも霜で苗が浮いてしまうのを軽減するためです。以前、穴あきマルチを使用しないで植え付けていましたが、霜の度に苗が浮いてしまい、根付くまで大変な思いをしました。
400本ちょっとの苗を植え付けましたが、苗が少々育ち過ぎていた(立派過ぎ)ので、春のとう立ちがちょっとだけ心配です。






茎立菜の植え替え進行中

育ち過ぎた茎立菜の苗
育ち過ぎた茎立菜の苗

暖かいのでどんどん育ってしまっている茎立菜の苗。畝を増やして植え替えていましたが、茎立菜ばかりになってしまっては来春の夏野菜栽培場所が足りなくなるので止めました。
残りは間引きながら食べることに。葉が柔らかいので普通の菜っ葉として問題なく食べられました。

植え付けた茎立菜の苗
植え付けた茎立菜の苗

細ネギ(若香)の収穫

収穫した細ネギ(若香)。育ち過ぎ。
収穫した細ネギ(若香)。育ち過ぎ。

一度植え替えて一年以上育ててきた細ネギの若香、ついに全部を収穫しました。
一年以上も育てると、見た目は細ネギではなく長ネギのようです。長ネギと違って土寄せをしていないので、土中部分がほとんどありません。
土寄せをしていないので茎が硬いと食べにくいと思い、全部を収穫する前に一本だけお味噌汁に使ってみましたら、硬さは問題無し。無駄にせずに済みました。
今度は細ねぎの状態で収穫出来るように栽培してみます。







管理者 : Masa
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2018年11月15日木曜日

茎立菜の植え替え

茎立菜について

茎立菜について、お隣の畑の方から「かき菜と同じでしょ?」と言われるのですが別物です。かき菜は在来種のアブラナ(油菜・菜花)の変種で、主に関東地方の伝統野菜です。茎立菜は、かき菜の一種ではありますけど、ここで栽培している茎立菜は東北地方南部の伝統を引き継いでいる品種です。見た目も少々かき菜とは違い、茎葉の緑色が濃く、株が大きくなります。
アブラナの変種はたくさんあるので、販売されている種から育てたもののほかは、名称を確実にするのはなかなか難しいと思います。

茎立菜の植え替え

種がこぼれて自然に生えてきた茎立菜を畝に移植
種がこぼれて自然に生えてきた茎立菜を畝に移植

種から育てたものと、種がこぼれ落ちて自然に生えてきて育った茎立菜の本葉が数枚になり、株がしっかりとしてきました。こうなると定植時期ですので、植え替え開始となります。
植え替え前の茎立菜。ニンニクの邪魔をしています。
植え替え前の茎立菜。ニンニクの邪魔をしています。

茎立菜の根は、直根から横に細かい根が出ているので、植え替え用に株を掘る時には、遠めから深く移植ゴテを差し込んで掘ります。
植え替え先の畝作りは、元肥に粉状ケイフンをサラッと撒いた簡単なやり方ですが、数回の粉状あるいは粒状ケイフンの追肥でしっかりと育ちます。
今回は作業時間が足りなかったので、2畝分だけ植え替えが終了。続きは次回の週末ファーマーの農作業でやります。早く植え替えを終わらせないと育ち過ぎて、根付きにくくなってしまいます。
これからは畑にヒヨドリが大群で訪れる時季ですので、次回の植え替え完了後に食害対策をしなくてはなりません。毎年おなじみの、防獣ネットのトンネル仕立てをやります。






白菜の収穫

無農薬栽培の白菜の外葉は穴だらけ
無農薬栽培の白菜の外葉は穴だらけ

前回、白菜を覆っていた虫除け対策の不織布のトンネル仕立てを外しておきました。無農薬なので、青虫系の虫が外葉をかなり食べて穴が開いてしまっています。中の葉は外側ほどではないです。飛んでくる虫への虫除け対策をしていてもこの状態となりますので、敵(蛾)は土に降りて歩いて、不織布のわずかな隙間から侵入して卵を産み付けていると思います。
今回は黒くて小さい甲虫は発生していないので良かったです。大量発生するとこれもかなり食害しますので。
さて、白菜の出来はというと、葉が巻かない(結球しない)と白菜栽培としては失敗なのですが、今回はしっかりと巻いています。前回は巻かないものがほとんどだったので不安でした。重みもあり、今回の出来は上出来とします。


食用菊の収穫が盛期だが

食用菊「阿房宮」
食用菊「阿房宮」

黄色い花の「阿房宮(あぼうきゅう)」と紫色の花の「もってのほか」が収穫適期となっています。アブラムシがたくさん花に付く年があるのですが、今年はほとんどアブラムシが付いていませんので、問題なく花を摘み採れます。
しかし、春から今までの世話を怠ったせいで花付きが例年よりもかなり悪く、「もってのほか」の葉が枯れてしまい、花は少なく駄目な状態です。「もってのほか」は「阿房宮」よりも特に手入れが必要なことが分かりましたので、来春の植え替えからは手間をかけたいと思います。

食用菊「もってのほか」
食用菊「もってのほか」

秋のジャガイモ、ニシユタカの様子

秋ジャガイモ「ニシユタカ」はそろそろ収穫
秋ジャガイモ「ニシユタカ」はそろそろ収穫

茎が株元で広がってきて、葉がほんの少し黄色くなってきたので、だいぶジャガイモが肥えてきているはずです。株元に土寄せが足りないと雨で土が流され、ジャガイモが露出して日光に当たって緑化して食べられなくなるので、これからはちょっと注意しなくてはなりません。
そろそろ霜が降りるので、今季は茎葉が枯れる前に収穫となりそうです。






ホウレン草(アトラス)の様子

ホウレン草「アトラス」が発芽
ホウレン草「アトラス」が発芽

約2週間前に蒔いた種から芽が出て、順調に育っているようです。
アトラスは寒さや病害に強いので栽培しやすい品種とういうことですが、ちょっと種蒔きが遅かったので、今後育っていくか様子を見守ります。
さあ、次回は玉ねぎの苗の植え付けです。種から育てた苗がほぼ育たなかったので、苗を約400本購入しています。






管理者 : Masa
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2018年11月5日月曜日

アスパラギン酸でおなじみのアスパラガスの植え替え

アスパラガスのアスパラギン酸

1806年(日本では江戸時代の文化3年)にアスパラガスの液から発見されたアスパラギン酸は、最も利用されやすいエネルギー源であるアミノ酸のひとつです。







アスパラガスの植え替え時期は11月と4月頃

ポットで育てたアスパラガスの苗
ポットで育てたアスパラガスの苗

アスパラガスの種をポットに2、3粒ずつ植えたものが丈15cmほどに成長したので、畑に植え替えとなりました。
1年目の若いアスパラガスなので、植え替えの推奨時期は春になって霜が降りなくなる頃の4月頃が良いのでしょうが、今回は種を植えたポットの総数の半分だけ(5つ)を実験的に畑に植え替えてみました。
植え替えに踏み切ったのは、今週は曇りがちで降雨もあり、気温が高めになるという予報をあてにしたからです。アスパラガスが生育する適温は15~20℃くらいなので、ちょうど良いでしょう。さらに11月10日頃から約一週間は平均気温が高いという「異常天候早期警戒情報」が気象庁から発表されて、これなら大丈夫だろうと思ったからでして。年によってはこの時期になるとミゾレが降るような気温低下が起こったりしますが、今年は暖冬予報が出ていますので、その前触れなのかもしれません。

土作りは苦土石灰を入れたりして以前行っていたのでそのままにして、元肥はケイフンのみです。
植え付けたアスパラガスの苗
植え付けたアスパラガスの苗

植え付けの株間は約30cmとちょっと狭めにしました。
画像の右下のアスパラガスは昨年植え付けたもので、1株だけ雑草に勝って残りました(若いのは特に雑草に弱い!)。枯れているのは時期的なものです。この枯れた茎葉は「アスパラガス茎枯病」にならないように地上部をカットして処分しなくてはならないのですが、この時点では撮影用に残しています。あとでカット処分しました。
もちろん、この残った1株から出てきた茎は食べずに成長させました。まあ、細くて食べようがないですけど。2年、3年と茎が太くなるまで待ちましょう。
アスパラガスの茎は柔くて倒れやすいので、倒れないように園芸支柱を立てて麻ヒモで縛るのは必須です。

アスパラガスには雌雄株がありますが、葉だけの時は見た目での判別は困難です。しかし、秋になると雌株には赤い実が生りますので雄か雌か分かります。下記の大株では2株ほどに赤い実が生ります。ちなみに雄株のほうが太い茎になるようです。

さて、11月に植え替えるのは数年育った大株のほうです。持ち主はお隣の畑の方。
お隣さんが自分の畑のエリアに移植出来ていない、10年くらい物のアスパラガスが10株ほどあります。これは世話されていないので、あまりにも雑草がひどい場合は私が雑草刈りをしています。毎年雑草に負けつつも弱々しく株を広げていますが、茎が細くて2年物と変わりません。
雑草に負けた弱々しいアスパラガスの大株
雑草に負けた弱々しいアスパラガスの大株

今日はこれを移植しようと、移植先のお隣さんの畑の雑草抜きやら整備をしていたら、なんと雨が降ってきてしまいました。
アスパラガスの大株の移植は手間が掛かります。株と根を整理して、移植先では太い根を放射状に広げて植え付けていかなくてはなりません。いつものようにざっくりとした植え替えでは駄目なのです。
雨は本降りになったりポツポツ程度になったりと、基本的に降雨です。午後、辺りは暗くなったし。これでは時間が掛かる丁寧な作業はやりにくいので、アスパラガスの移植は中止にしました。
次回の週末ファーマーの農作業では菊芋(キクイモ)掘り、とっくり芋掘り、夏野菜の片づけ、耕うん作業などを予定していてアスパラガスの移植をやっている時間はないので、今季はそのままにすることにしました。







ニンニクの生育ほぼ順調

順調に成長しているニンニク
順調に成長しているニンニク

前回出ていなかった芽がほぼ出ていて、今のところ発芽率は99パーセントというところでしょう。
例年いくつかの株はネキリムシ(蕪夜蛾、カブラヤガの幼虫)の被害にあって、根元から茎が切断されてしまいます。
ネキリムシに切断されたニンニクの茎。 隣は切断後に茎葉が伸びてきています。
ネキリムシに切断されたニンニクの茎。
隣は切断後に茎葉が伸びてきています。

今回も4株被害にあっていました。1か所2株ずつですので、土中にいる1匹が切断したようです。土中にいるネキリムシを探し出さないとまた被害にあう可能性が高いですね。
しかしニンニクは駄目になっていません。地上部の茎を切断しているので、ニンニクは種から茎葉を伸ばしてきます。
前回種を蒔いたミックスリーフが発芽しました
前回種を蒔いたミックスリーフが発芽しました

300ほどあったタマネギの苗はすでに切断されてほとんど駄目になりました。こちらは再生しません。今回初めて苗を購入することにします。








管理者 : Masa
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2018年10月29日月曜日

秋の収穫は少しだけ

落花生の収穫
土中に伸びた子房柄の先に落花生の実が生ります
土中に伸びた子房柄の先に落花生の実が生ります

落花生(品種不明)を1畝(長さ約9m)だけ栽培していまして、落花生の葉がだいぶ黄色くなってきたので収穫時期とみました。
周辺の畑では1、2週間前に収穫を終えているのを見かけています。
防獣ネットのトンネル仕立てで落花生栽培
防獣ネットのトンネル仕立てで落花生栽培

落花生の畝は、ハクビシンあるいはアライグマ対策として防獣ネットをトンネル仕立てで覆っています。これらの動物は、ネットの下を掘って侵入するので、防獣ネットは約10cm地中に埋めて、その部分が浮かないように園芸支柱を横倒しにしてピンで留めてあります。
毎回毎回、落花生の収穫時期に、まるで耕したかのように綺麗に掘って実を食べられていましたが、今回は侵入を防げたので無事でした。しかし、しっかりと対策をした防獣ネットを解体するのが一苦労です。
そしてネットを外して気が付いたことは、落花生の実が土中で生るためには、子房柄(しぼうへい)が土に届かなくてはならないのですが、トンネル仕立ての幅が狭かったせいでかなり届かなかったようです。これでは収穫量が減少です。
次回は幅広くなるように防獣ネットをあらかじめ設置するか、子房柄が土中に刺さってから幅を見極めて設置するようにします。
エンピ(剣先スコップ)で落花生株の周囲を掘っていきます
エンピ(剣先スコップ)で落花生株の周囲を掘っていきます

さて、収穫は落花生の茎を持って引っこ抜けば良いのですが、今回は収穫が遅かったようで、実が子房柄から外れて土中に散在している状態でした。ですので、なるべく子房柄から実が外れないように、エンピ(剣先スコップ)で株の外側を持ち上げるように掘って、それと同時に株を引き抜くという作業になりました。
子房柄の先にはちょっと小さめの落花生の実
子房柄の先にはちょっと小さめの落花生の実

全部の株を引っこ抜いたら、レーキを使って熊手で潮干狩り(貝掘り)のごとく土中に散在している実を探して回収していきます。土中にある実のほうが大きいのですが、探すのが一苦労。ある程度の未回収は仕方が無いので、だいたいやったら終わりにしました。
そしてこの後、F210耕うん機で耕したところ、特に1株分の所から出るわ出るわで落花生の実が耕うん機の爪の回転と共に飛び出てきました。耕うんしてしまうと、殻の表面にある維管束(いかんそく。水分や養分が通る管)に土が付着して土塊(つちくれ)だか実だかの判別が難しいので、触ったところ土塊だったということもありました。毎年、落花生が自然に発芽してくるのですが、このようなことからです。ちなみに、自然発芽の落花生でもじゅうぶんな収穫に至ります。
落花生の実は子房柄から取り外したら、実まで乾燥させる作業は行いません。生の状態で茹で落花生として早めに食べてしまうからです。土が付いているとカビたりするので、殻だけはさっと乾燥させますが。
あ、収穫した落花生の実の写真を撮影するの忘れました。






中葉春菊の収穫と種蒔き

中葉春菊の種蒔きはバラマキ。褐色の種。
中葉春菊の種蒔きはバラマキ。褐色の種。
だいぶ育ってきたので秋の収穫となりました。収穫では、脇芽が伸びて再び収穫出来るように、地上から2節くらい上で茎を切断します。これなら上のほうから脇芽が出てくるので、2回目の収穫がしやすくなるからです。
今回育ったのは数が少ないので、11月中旬までは種の蒔き時だからまだ間に合うだろうと、種の残りを蒔きました。ベストな種蒔き時期は、暖かさ寒さの中間地(関東南部)に位置する当地では10月末くらいまでなようです。
種は1袋に1,500粒くらいは入っているとの記憶があるのですが(もっとかな?)、それほど1袋にたくさんの種が入っています。内容量は粒ではなく「45ml」、発芽率は袋記載だと50パーセント以上とあります。これは他の種に比べるとかなり発芽率が低いですね。
この畑では、春菊の発芽率は10パーセントもいかないと思います。おおまかな種の蒔き方だからでしょうか。畝の狭い範囲ではありますが、部分的に全く発芽しない時もあります。
今回の種蒔きも種植えではなく、畝を作って上に種をパラパラと蒔いて、その上にジョレンで削った土を1cm以内の厚さで覆うというやり方です。
乾燥を嫌うので、種蒔き後にしっかりと水やりをしました。






同じ畝の半分には、ベビーリーフの種も同様に蒔きました。ミックスリーフではなく商品名「ベビーリーフ」です。育たないうちの若い時に収穫するようにというネーミングでしょう。 

秋の食用菊が開花
開花した食用菊の「阿房宮(あぼうきゅう)」
開花した食用菊の「阿房宮(あぼうきゅう)」

紫色の「もってのほか」と黄色の「阿房宮(あぼうきゅう)」。今年は植え替えをしなかったのと雑草に負けてしまい、育ちがかなり悪いです。例年なら収穫しきれないほど開花するのですが。
少ないながら来週には採り頃となるでしょう。
来春は植え替えることにします。 

ニンニクは3期目も発芽
これは2期目のニンニクのエリア
これは2期目のニンニクのエリア

3期目に植え付けたニンニクも発芽しました。残っていた種ニンニクは小さいものが10片ほどだったので、これは食用にすることにしました。この種ニンニクは食用にもなる安全安心なものなのです。
これからは冬の雑草をこまめに取り除くことにしていきます。
鷹の爪(唐辛子)は台風に耐えて収穫
鷹の爪(唐辛子)は台風に耐えて収穫









管理者 : Masa

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