2018年5月31日木曜日

ニンニクの大収穫

ニンニクの花茎(ニンニクの芽)を切り取ってから24日目を迎えた日曜日、ニンニクの大収穫!

収穫したニンニク
収穫したニンニク

ニンニクの花茎を切り取ったので、前回の記事ではニンニクの収穫時期は「あと10日後くらいでしょうか」としていました。
しかし、10日後にニンニクの葉を見てみると、まだ葉の枯れ具合が進んでいません。黄色くなっている葉が少ないのです。
ですので、ニンニクを試しに抜くこともなくそのままに。
そして、先週の週末ファーマーの農作業では、2か所のニンニク植え付けエリアから葉の黄色が強くなったものを選んで、試しに数本抜いてみました。その結果、下の画像のように、球と根の付け根がちょっと丸みを帯びているので、収穫にはまだちょっと早いかなという感じで収穫はやめました。
まだほんのちょっと収穫には早いニンニクの様子
まだほんのちょっと収穫には早いニンニクの様子

さて、花茎を切り取ってから24日目、もうこれ以上は待ちません。週末にしか農作業が出来ないので24日目となってしまいましたが、平日に農作業が出来るなら数日前に収穫したかったです。
収穫を待つニンニク達
収穫を待つニンニク達

ニンニク収穫の条件

黒ボク土は良い乾燥具合でニンニクの収穫にちょうど良い
黒ボク土は良い乾燥具合でニンニクの収穫にちょうど良い

収穫の条件として、雨・水気が無いこと。

4日前に短時間のざっと降る雨が断続しましたが、その後の気温高めと東からの強めの風が続き、畑の土は結構な乾き具合です。
以前、どうしても雨後に収穫しなくてはならなかった時、収穫後のニンニクが土でとても汚れてしまったために畑で水洗いをしてしまったのです。これが大失敗!!
ニンニクの球の中に水分がたっぷり入ってしまい、これを軒下に吊るして乾かしたものの、多くが腐ってしまったということがありました。
今年(2018年)の収穫では、土の乾き具合はばっちり良好。
気温は作業をしていくうちに夏日を超えるという予報のとおり、さらに土は乾燥していき、収穫したニンニクも乾いていくこととなりそうです。

無農薬有機栽培ニンニクの収穫開始

ただひたすらとニンニクの茎をつかんで抜いていきます。
すんなりと抜けるもの、結構力が必要なものがありましたが、見た目で出来具合の差は分かりません。
腰に負担がかかるので、可能な限り片手で農具の柄を持って支えとしてみました。

収穫時期を過ぎてしまったニンニクが少々有り

ニンニクの茎をつかんで抜くと、茎の外側だけ抜けてしまい、ニンニクの球と茎の芯が取り残されてしまうものが少々ありました。
これは収穫適期を過ぎてしまったものです。これを収穫するのにはエンピ(剣先スコップ)が必要で、掘り返さなければなりません。
土から抜いていないので、根に土がたくさん付いていて処理に時間が掛かってしまいます。
土の中で裂球(球割れ)して、根元で繋がっているもののニンニク1片状態になっているので、取り扱いも面倒です。
でも、大事なニンニクなのできちんと収穫して、先に食用とすることにしています。貯蔵には向かないですが、食用には問題ありませんので。
左側が成熟しなかったニンニク。右側が育ち過ぎて裂球したニンニク。
左側が成熟しなかったニンニク。右側が育ち過ぎて裂球したニンニク。
育ち過ぎたニンニクは花茎(ニンニクの芽)が完全に枯れていました。 これが収穫時期を過ぎた目安になることが判明。
育ち過ぎたニンニクは花茎(ニンニクの芽)が完全に枯れていました。
これが収穫時期を過ぎた目安になることが判明。

あと、成熟せずにぶよぶよな球のものが少しありました。これは成長が止まってしまったものです。割合からすると0.004%前後と極少数にとどまり、過去最低記録です。




ニンニクの収穫終了!

熊本県阿蘇地方産の無農薬有機栽培の種ニンニクから育てたニンニクの収穫が終わりました。その数約750球!
ニンニクの収穫数約750球!
ニンニクの収穫数約750球!

種ニンニクは過去に栽培したホワイト6片よりも少し小振りでしたが、出来たニンニクは予想を上回る大きさになりました。
ご近所の畑の方などにお裾分けをしたのですが、皆さんから立派だとお褒めの言葉をいただき、これはお世辞ではないと。
実際にニンニクの収穫を同日にしていたので見たところ、出来具合がよろしくありませんでした。
ちなみに、こちらの栽培方法は以下過去記事から引用。
「今期はニンニクを植え付ける1、2週間前に、土壌改良的に苦土石灰を推奨量よりも少量と米ヌカも少量撒いて、耕うん機で撹拌しています。
米ヌカは、土に近づいて良く見てもその存在が分からないほどの量です。
苦土石灰を撒いたのは、有効成分である苦土(マグネシウム)分を補うためです。いつも元肥にケイフンを入れているので、その石灰分で酸性土壌が少しは中和されていると思うのですが、苦土石灰は石灰もセットですので、更に土壌中和となります。」
「また、昨年から畑作業を引き継いだ場所では、上記作業に加えて少量のケイフンを撒いて耕うん機で撹拌しておきました。肥料のすき込みです。
効果に違いが出るか検証してみましょう。」
ということで、いずれも良い結果となり、畑を引き継いだ場所との差は分かりませんでした。
その後の追肥は株間にケイフン少量を2回のみ。かなり安上がりです。
雑草の除草は収穫前に完了出来ずで、他の畑よりも雑草が生えている状態でした。 
種ニンニクが良かったのは言うまでもありませんが、土壌と気候も合っていたのでしょう。
こちらの畑の土壌は黒ボク土です。
以前、農作業を始めていない時に、長距離ドライブで阿蘇山麓のこのニンニクの産地を訪れたことがあります。泊めていただいて、温泉に入ったり蛍を見たりして。道中に見た工事現場の土層断面を見たところ、土壌の上部は黒ボク土(黒色の土壌で火山灰土・腐食土由来)だったのを覚えています。
関東地方より西で黒ボク土をほとんど見たことがないので記憶に残っていました。
無農薬有機栽培のニンニク
無農薬有機栽培のニンニク

2017年10月に植え付けてから(植え付け数890片としていましたが、カウントし間違えですね。)収穫まで約8か月間掛かった2018年のニンニク栽培は大大成功で終わりました。

次は9月末に種ニンニクの植え付けです。
先週、100平米ほど畑の面積が増えたので、さらに植え付け数を増やしますかね。



管理者 : Masa
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2018年5月8日火曜日

ニンニクの花茎取りの結果、国産高級ニンニクの芽となる

ニンニク収穫前の花茎(芽)取り

ニンニクの花茎(ニンニクの芽)
ニンニクの花茎(ニンニクの芽)


2018年5月GW後半は、連日の休日・週末ファーマーの農作業です。約2週間ぶりの農作業。
農繁期なのに土曜日に仕事が入ることが多くなったので、農作業に間が空いてしまい困りものです。
順調に育つニンニク。雑草抜きの途中にて。
順調に育つニンニク。雑草抜きの途中にて。

さて、まずはニンニクから。
熊本県阿蘇産の無農薬有機栽培の種ニンニクから育てたニンニクは、かなり順調に育っています。昨年よりもかなり良いです。ただし、いまのところ地上部を見た限りは、ですけど。地上部の葉ばかり育って、肝心の地中にあるニンニク球が育っていないってことにならなければ良いのですが。まぁ、過去においては、茎葉が立派ならニンニク球も立派だったから大丈夫でしょう。
そして、茎からは花茎が伸びてつぼみが出てきていました。今年は例年になく花茎が出てきています。全体の95%くらいでしょうか。例年は30パーセント、もしくはそれよりもっと下だと思います。
この花茎とつぼみは、ニンニク球の成長には良くないので、花茎の根元からハサミで切り取ってしまいます。手でもポキッと折れますが、ニンニクの刺激汁が強いのでやめておいたほうが良いでしょう。
今回は数があまりにも多いので、テンポ良く相方と二人で作業です。相方が花茎をつまんだまま私がカットして、相方は花茎をバケツに入れていきます。その際、刺激の強い汁が垂れますので身体に付かないように要注意です。カットした時に汁が跳ねて目に入ったら悲劇的となります。

カットした花茎の量は45リットルの袋八分目近くとなりました。大量です。
このカットしたニンニクの花茎は、あの中華食材の「ニンニクの芽」となります。
素材として「ニンニクの花茎」 = 「ニンニクの芽」だから、前述の「となる」では変ですが、食材としての名称は「ニンニクの芽」ですので、あえてそう言っておきました。

無農薬有機栽培の種ニンニクを無農薬でケイフンのみ肥料で育てた、「国産高級ニンニクの芽」と自負する採りたてニンニクの芽を、久しぶりの居酒屋さん行きの前にちょこっと食してみました。
やはり美味しいですね。外国産の冷凍物と全然食味が違います。

さあ、ニンニクの花茎が伸びた時期となり、下葉が黄色くなってきましたので、ニンニク球のほうの収穫時期が近づいてきました。あと10日後くらいでしょうか。本格的な収穫をする前に、ニンニクを植え付けた場所々々で試し収穫をしてみます。



無農薬露地イチゴの収穫が本格化

生り始めた頃の路地イチゴ。周囲には青シソの芽がたくさん。
生り始めた頃の露地イチゴ。周囲には青シソの芽がたくさん。


畑のイチゴのエリアからは甘い香りが漂ってきています。完熟イチゴとなった証です。
天候不順で生育が悪かったのですが、急激に葉が大きくなって花が咲き、イチゴが次々に生ってきました。花が咲く前に追肥をやりたかったのですが、それが出来なかったにもかかわらずです。
大きい粒から小さい粒まで様々。勿体ないのは、ナメクジにちょこっとかじられてしまっているイチゴが多いこと。さらには、マルチを敷いていないので、降雨のせいで土に汚れてしまっているものも多いことです。中には土に埋まってしまった大粒のイチゴも。

GW期間中にはお子さん達がイチゴ狩りに来て、井戸水で洗って収穫したてを食べたりすることが出来て一安心。
春先に感じていた出来具合が悪いとの予想は消え去って、良い結果となりました。
5月末までしばらくの間、イチゴの収穫が楽しめます。

今回はイチゴの花が咲いた頃、早めにイチゴのエリアごとに防獣ネットで囲い、キジやタヌキの食害を防いで、上には水糸を張り巡らして、カラスを主とした鳥の侵入を防いだので、鳥獣対策はばっちりでした。

次の冬には、黒マルチを株間に頑張って敷いてみようと思っています。


茎立菜の時期は終わり


菜の花畑になってしまった茎立菜
菜の花畑になってしまった茎立菜

今年は収穫期に合わせての農作業があまり出来なかったせいで、茎立菜の収穫がタイミング良く出来ずに、花をたくさん咲かせてしまう結果になりました。勿体ない。
種取り用の茎立菜は別の場所で、昨年種が落ちて自然に大きく育ったものから採ることにしてあります。ですので、種取り用のほかについては、このGW期間中に抜いて整理してしまいました。最近ぎっくり腰を経験した二人にはつらい作業となりましたが。


タケノコ(孟宗竹:モウソウチク)の時期も終わり

収穫したタケノコ(モウソウタケ)
収穫したタケノコ(モウソウタケ)


GWの一日間のうち、ちょっとだけタケノコ掘りをしました。
竹林では、例年に見る巨大化したタケノコ、もしくは切り倒されたタケノコがとても少なく、それ以外のタケノコも少ないので、今年は不作(個人の感想)と決定。
上の画像のように、食べ頃サイズのタケノコの収穫はかなり少ない結果となりました。

モウソウチクが終わって、真竹(マダケ)と破竹(ハチク)の時期ですが、林に真竹はほんの少ししか出てこなくて、破竹はありません。
破竹を手に入れて、谷津から上がった斜面の手入れされていない雑木林の一角に植えて管理しようかなぁなんて考えていますが。



ウドも旬を過ぎたが


右側がウド
右側がウド

春が始まった頃にウドの大株に土寄せをしたので、地中で茎を伸ばし白く柔らかく育て、今年こそは収穫しようとしていましたが、収穫時期にぎっくり腰をやってしまったため、収穫出来ませんでした。
そしてこのGW中に、ジャガイモの土寄せで邪魔になったウドの大木の茎葉を切っていたら、なんだか茎の先のほうが食べられそうに見えたのです。
そういえば、GW前半に農産物直売所で購入したウドは緑色が濃く、茎の先のほうの部分でした。
切ったウドは購入したものよりも色が薄く、購入したウドが食べられたのだから、こちらのほうならより食べられそうと判断。
今回収穫してみたウドの一部
今回収穫してみたウドの一部

切った茎を手で触ってみて、柔らかい部分と固い部分との境目で切断して持ち帰ってみました。
そして、茎の皮を厚く剥いて塩茹でにしてみると、これがウドの風味たっぷりで、固くもなく美味しくいただけました。

谷津で水路に向かう獣道
谷津で水路に向かう獣道


さて、スギナがメインの雑草抜き・狩り作業はGW中に終わりませんでした。日没後、暗くなるまでやりましたけど。どんどんこれからはメヒシバなどの雑草が生えてきますので、除草に追われる農作業となります。が、夏野菜の植え付けもやらねばと、週末が待ち遠しいです(土曜日に仕事があるとキツイ!)。



管理者 : Masa
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