2018年9月26日水曜日

秋ジャガイモの芽かき

ニシユタカの芽かき(芽の間引き)

ジャガイモの芽かき作業は、種イモから発芽した芽の本数を少なくする間引き作業のことです。種イモから芽を間引きして、残った芽の本数が少ないほど、数が少ないけれど大きいジャガイモが出来ます。
ニシユタカが雑草と共に成長中
ニシユタカが雑草とともに成長中

ニシユタカが雑草(主にメヒシバ)と共にだいぶ育ってきていますが、植え付けた全てが順調に育っているとはいえない状態です。
育ち方にかなりムラがあって、タイトルのとおり芽かきをしなくてはならないほど成長したニシユタカがある一方、芽が出たばかりのものや、まだ芽が出ていないものが少しあります。種イモを埋めた深さはほとんど違いが無いので、種イモの芽が動く(成長の)個体差だと思います。
 秋ジャガイモは、春に植え付けるジャガイモと違って、せっかく出た芽が霜にあたって枯れる心配が無いので、早めに芽かきをしても問題ありません。しかし、芽かきは地上部が15~20cmくらいになって育ちが安定してから行っています。ある程度成長したのを確認して、今後確実に育つ芽を見極めるためです。
 ちなみに、種イモは切断しないで丸ごと1個を植え付けていますので、ほとんどの種イモから10本前後もしくはそれ以上の芽が出てきます。
ハサミを使ってジャガイモ(ニシユタカ)の芽かき(芽の間引き)
ハサミを使ってニシユタカの芽かき(間引き)

芽かきは、芽の根元の土をしっかりと手で抑えて種イモから芽を引っこ抜くのが主流のやり方(正統派?)ですが、今回もハサミを使って地上部だけを切断するやり方で芽かきをしました。
農作業をやり始めた頃は正統派?のやり方でやっていました。しかし、いつも急いで作業をするせいで、だいたい6割くらいしかうまく引っこ抜けなく、芽の途中で切断の状態になってしまうからです。しかも土の抑え方が悪いため、種イモが上がってきてしまったりと。
 ハサミで切断すると切断面から腐食する可能性がありますが、これは土中でもその可能性があると思いますので特に気にしていません。今まではそんなことになった覚えがないですし。まぁ、降雨が続いたりすると腐食に気を付けてみる必要がありそうですが。
あと気になることがあるとすれば、ハサミで切断するのは地上部なので、種イモからその芽が伸びてくることがあるかもしれないことでしょうか。しかしこれも今まで目立ったことがない気がします。それとも再びハサミで伸びた部分を切断したのかなぁ、というくらい記憶にありませんので問題ないということでしょう。
色々言いましたが、ハサミでチョキンチョキンと切断するほうが早くて楽なのです。時間が無い中でやることがたくさんですから、早くて楽なほうが優先なのです。

芽かきでちょっと気になることが。北海道などの大規模農家さんのジャガイモ栽培でも芽かきをするのでしょうか?北海道で某お菓子メーカー提携の大規模ジャガイモ畑を見たことがありますけど、あの広大な作付けでいちいち芽かきをしていたらと思うと。芽かきをしていない?そんな気がします。大中小のジャガイモが出来たら、等級に分けて出荷しているのでしょう。
芽かき後のニシユタカ
芽かき後のニシユタカ

さて、芽かきは太くて成長が良い芽を3、4本残して、細い芽と成長が遅い芽をハサミで切断。
一回目の芽かきは10分掛からずに終了しました。次回はまだ成長していないイモの芽かきをさっと済ませてしまいましょう。追肥と土寄せは2、3週間後かな。



ミックスリーフと春菊の様子

ミックスリーフの芽
ミックスリーフの芽

前回、作業時間が無い中で種を蒔くこと優先で作った畝は、集中豪雨的な強雨に洗われたハマスゲの根茎や自然薯のムカゴが目立っていましたが、その中でムラがあるけれども無事に発芽していました。
種の覆土を薄くしていたので、強雨で種が流れてしまわないか心配でしたがなんとかなりました。
発芽してしまえば、これからの天気予報では雨が多い感じなので、順調に育っていくことでしょう。
春菊の芽
春菊の芽

イチゴの移植

今回の農作業のメインです。風がほとんど吹かない蒸し暑い中、だいぶイチゴの移植が進みました。
移植したあとは雑草抜きをして、ケイフンと少量の米ヌカを撒いて耕うん機で撹拌して、ニンニク栽培用の土作りをしています。この作業は日没で作業終了につき、次回に継続となりました。次回の9月末は雨予報となっていますが、例年だと第一段階のニンニクの植え付けを開始していますので、今年も植え付けをしておきたいです。なんとか農作業が出来ますように。






管理者 : Masa
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2018年9月18日火曜日

重労働の自然薯掘り

自然薯(じねんじょ)とは

自然薯(じねんじょ)のツル。枯れ始め。
自然薯(じねんじょ)のツル。枯れ始め。

大玉スイカが終わって次の栽培に向けての片付け(雑草抜きがメイン)で、耕作の邪魔になってしまう自然薯(じねんじょ)を掘り出すことにしました。邪魔だけど育っていたので取り除かずに置いておいた4、5年物です。葉はようやく黄色くなってきたところですが、収穫にはじゅうぶんな時期です。
ここ(自分)では自然薯と呼んでいますが、正式名称は「ヤマノイモ」です。「山芋(やまいも)」と呼ぶこともあります。また、独自ですが、山野で自然に生えている自然薯は「天然の自然薯」、畑で栽培している自然薯は「栽培の自然薯」と区別しています。
スーパーマーケットや八百屋さんで販売されている「長イモ」と似ていますが別物です。
農産物直売所では天然の自然薯を販売しているのを見掛けます。小さいもので1本3,000円~、普通サイズで6,000円以上していました。
この畑での自然薯は、種イモ・ムカゴを移植したのではなく、自然に生えてきたものでして、はっきりとした起源は分かりません。前の耕作者が栽培していたようではないです。
畑は、谷津に向かって斜面だった土地に、昭和初期?頃に付近から土を持ってきて平地にしたようで、上層は真っ黒な黒土、下層はシルト質の土が入れられています。黒土の中には古墳時代の遺物が混じっていたりしますので、自然薯もその際に混じっていたのだと思っています。以前雑木林だった場所には自然薯がたくさん生えていましたし。
古墳時代か奈良・平安時代の土師器甕片が出てきました
古墳時代か奈良・平安時代の土師器甕片が出てきました

そういえば、タラノキもたくさん生えていたのに造成工事で無くなってしまいました。皆無です。勿体なかったけど、当時は移植場所が無かったのでどうにもなりませんでした。
さて、自然薯掘りはエンピ(剣先スコップ)を使っての重労働ですので、相方に助っ人を頼みました。
だいぶ前の台風による強風で、自然薯のツルが巻き付いていた園芸支柱は根元で折れて倒れてしまっているので、その周囲の雑草を抜いて根元を見付け出しました。。付近にはムカゴがたくさん落ちていました。これを回収していないので、春には再び自然薯の芽がたくさん出てきます。出てきたら移植して自然薯エリアを作りましょうか。




自然薯掘りは涼しくなってからが良いのだが
曇り空だけど気温が高めで、前日の雨による影響で湿度たっぷり、ほぼ無風という重労働には適さない日ですが、やるしかありません。この連休中に耕うんして最低1畝を作ってミックスリーフと春菊の種蒔きをしないとならないのです。天候・用事・仕事などで週末ファーマーの農作業は次の週末にやれるのか分からないから。特に雨降り。これから秋が深まるにつれ気温が低下すると、植え付けのタイミングが重要になってきますので、やれるときにやっておきます。丁寧な作業は優先されず、やっておきたいことを終わらせるのです。種を蒔かなければ何も収穫出来なくなってしまいます。

自然薯掘り開始

2か所の自然薯を掘り出します。
掘り始めでは萎んだイモが出てきたので、ありゃーこれは出来ていないのか?と思ったら、その下から新しい細いイモが現れてきました。細いなぁと思ったら、その下から太めのイモが出てきました。萎んだイモは役目を終えた古いイモでしたのでこれは廃棄。
小さい自然薯の先端
小さい自然薯の先端

掘り進んでいくと販売されている自然薯のような立派なものが出てきました。しかし、時間が無いので無理やり抜こうとするとポキッと短く折れて真っ白な切断面があらわに。
イモは数本あるようで、その所在が土で確認しづらくエンピで切断することも多々あり。販売するわけではなく、どうせ短くして食用にするのだから良いのです。
まだ下へと続く自然薯
まだ下へと続く自然薯

1か所は全部掘り出せましたが、もう1か所は1m以上掘ってもまだ続いていたので、これは掘り出すのをあきらめました。また芽が出てくることでしょう。そうしたら園芸支柱を立てて育てて、来秋に収穫です。
掘り出した自然薯
掘り出した自然薯

ニンニク栽培場所確保

お疲れ様の自然薯掘りが終わったので、雑草・青シソ・シビランサー・オカノリを抜いて耕うんしました。青シソは穂が出ていたので時間が無い中、穂ジソとしていくらか収穫しました。良い香りです。塩漬けにして薬味として使います。
穂ジソの収穫
穂ジソの収穫

ここは雑草のハマスゲがたくさん生えているのですが、時間が無いのでお構いなしに耕うんしたので、機会を見てハマスゲの除去をしていくつもりです。耕うん前には、米ヌカと粉状ケイフンを薄っすら隙間があるように撒いて簡単な土作りとしました。
前回ニンニクを栽培した場所は、連作を避けるためにざっと1畝作ってミックスリーフと春菊の種を蒔きました。辺りは日没で暗くなっていて、ギリギリ種が見える程度です。覆土は薄くして、特に発芽に乾燥を嫌う春菊のためにジョウロで水やりをして、終えたらちょうど雨が降ってきて本降りの雨となりました。雨が降る気がしていましたが、芽が出ないと困るので確実に水分を与えるということで。





小玉スイカは完全に終わり
ハクビシンに喰われた小玉スイカ
ハクビシンに喰われた小玉スイカ

最後の小玉スイカはハクビシンに綺麗に食べられてしまいました。赤い果肉をほとんど食べ尽くして、皮の内側の白いところが見えるまで。ハクビシンは、スイカが食べられるのはもう最後と思ったのでしょうか?
ところで、獣はハクビシンンと思っていますが、ハクビシンではなく最近話題?のアライグマかもしれないと思い始めました。それとも在来種のアナグマ?
谷津の小さな水路に続く小さな獣道を見ると、水を飲むためだけではなく、たくさんいるアメリカザリガニを捕食しているかもしれません。
ハクビシンも水に入って捕食するのでしょうか?
今度は足跡をよく観察してみることにします。
メヒシバの種。雨後の土手の草刈りにて。これが落ちるので来年が大変。
メヒシバの種。雨後の土手の草刈りにて。
これが落ちるので来年が大変。

小玉スイカのエリア半分の雑草抜きと耕うんをして、イチゴの移植用畝を作ることが出来ました。あとは、イチゴを移植したら元のイチゴエリアを整備して、ニンニクの栽培場所とします。10月中旬までにニンニク植え付けを終わらせなければ。




秋ジャガイモの様子
植え付けてから一週間半ほどで芽が出てきました。夏植えは地上部に芽が出るのがやはり早いですね。
これなら霜が降りる前に成長が終わって、肥大したニシユタカが収穫出来ることでしょう。
発芽したニシユタカ
発芽したニシユタカ

次回も夏野菜の片付けと雑草抜き、年代物ホンダ製F210耕うん機による耕うんが待っていますので、海釣り行きはおあずけです。





管理者 :Masa
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2018年9月10日月曜日

平成最後の夏最終日の農作業

今回の週末ファーマーの農作業は1日だけ。週初めに週間天気予報で出ていた降雨の予報は変わり、なんと真夏を思わせるような猛暑に。雑草抜きと耕うん作業で熱中症気味になり、休み休みの作業となりました。


秋季に向けて畑の準備

先々週に耕うんした後に均してそのままにしておいた場所には、メヒシバなどの細かい雑草がびっしり生えてきていましたので、今回再び耕うん機で耕して土の中に混ぜ込んでしまいました。こすうれば三角ホーで細かく除草する手間が省け、畝が作りやすくなります。数センチまでの雑草ならばですけどね。
ここには黒マルチを敷いて、玉ねぎの種を一つずつ植えていく予定です。
ほぼ終わりを迎えた小玉スイカ
ほぼ終わりを迎えた小玉スイカ

小玉スイカは今回数個を収穫してほぼ終わりました。小さいものが少し生っていますが、未熟のままになることでしょう。もう株に実を育てる力が残っていません。葉は枯れているものが多く、ますます黄色くなってきていますし。
ほぼ終わりを迎えた小玉スイカは色が薄いです
ほぼ終わりを迎えた小玉スイカは色が薄いです

ですので、小玉スイカエリアの一部の雑草抜きをして、イチゴの移設場所作りを開始することにしました。イチゴは同じ場所で栽培して8年、それ以上かもしれません。特に収穫量に変わりはないと思いますのでそのままで良いのですが、移設する理由があります。
理由はニンニクの栽培場所確保のためです。大事なニンニク栽培では、連作を極力避けるために毎回栽培場所を変えています。このため、栽培場所があまり無くなってきてしまったのです。種ニンニクは無農薬・有機栽培の国産ものを6kg購入済みでして、月末から植え付けを開始することになっています。

強敵ハマスゲ

ハマスゲやらオヒシバやら
ハマスゲやらオヒシバやら

イチゴの移設場所は雑草のハマスゲが繁茂しています。ハマスゲの根茎は漢方薬の「香附子(こうぶし)」になりますが、ここでは農作物の邪魔をする厄介な雑草です。捨てるのは勿体ないので、これを集めて製薬会社に売ったら良いかと思ってもいますが、栽培条件や医薬品製造業の許可が薬事法で厳格に規定されていそうなのであきらめておきます。
さて、ハマスゲをいちいちエンピ(剣先スコップ)で掘り起こしていると日が暮れてしまうので、地上部の葉だけを三角ホーでカットしてあとは耕うん機で耕してしまうことにしました。しかしこれは、根茎に付いているひも状の根を耕うん機の爪に巻き込んで、畑全体にハマスゲを広げてしまうことになります。時間が限られている週末ファーマーの農作業では仕方ありません。畝作りの時に可能な限り除去して、除去しきれないのは春になって芽が出た時、こまめに引っこ抜いていくようにします。これを怠るとハマスゲが次々に地下茎で株を増やしていきますので。
耕うん機の爪にからまったハマスゲの根茎
耕うん機の爪にからまったハマスゲの根茎

オクラの様子

暑さでオクラの花が咲き続けています
暑さでオクラの花が咲き続けています

2期目のほうはまだ花が咲いていて葉も少しは成長していますので、実の収穫は続きそうです。収穫しないで種用にとっておいたものはだいぶ枯れてきましたので、気温が低下するとともに収穫が終わってくることでしょう。
オクラが次々に生っています
オクラが次々に生っています



伏見甘長トウガラシの様子

伏見甘長トウガラシ
伏見甘長トウガラシ

今回2株だけ苗を購入して試験的に栽培しています。
長さ9cm前後、万願寺トウガラシが小さくなったようなこのトウガラシは、辛さかなり控えめでシシトウよりも辛くないのではと思います。素焼きにしたり炒めたりして食べていますが、とても食べやすいですね。
次々に収穫出来ていて成長中なので、シシトウと同様に霜が降りるまで収穫が続くのかもしれません。
収穫した伏見甘長トウガラシ
収穫した伏見甘長トウガラシ

日光トウガラシの様子

こちらは辛さを求めてトウガラシとして使うものですので、そのまま食材としては食べません。トウガラシの「鷹の爪」と違い、乾燥させないで調味料として生のまま使っています。
これも次々に生っているのですが、収穫時期を逃すと真っ赤になり、シワシワになって枯れてしまいます。こまめな収穫が必要ですが、栽培場所が離れているのでたいてい収穫するのを忘れてしまいます。今回も忘れてしまい、撤収ほぼ完了後の日没後、薄暗くなってから収穫しました。
雑草の中の日光トウガラシ。雑草は除去しました。
雑草の中の日光トウガラシ。雑草は除去しました。

ピーマンの様子

豊作となってきました。
しかし、ちょっと気になることが。たまーに辛いピーマンがあるのです。シシトウではないのか?と思ったくらい辛いのです。
日光トウガラシの栽培場所を離した理由は、ピーマンの栽培場所がトウガラシと近いと交配して、ピーマンが辛くなる可能性があるかもしれないということからなのです。
そのようにトウガラシは離して栽培していたのに、鷹の爪を植え付けた時は栽培場所が無かったので、ピーマンの近くで栽培することになってしまいました。ですので、ピーマンで辛いものがあるのは、トウガラシが近くにあるせいではないかと思っています。
3期目の千両ナスも豊作
3期目の千両ナスも豊作

キュウリの様子

強風で傷ついてしまったキュウリ
強風で傷ついてしまったキュウリ

先日の台風21号による強風の影響で葉が傷んでしまい、よれよれの姿のままです。
小さかった実も傷ついてしまい、表面が白っぽくなってしまいました。
さらに、赤皮栗カボチャが完全に枯れたことから、少し残っているトウガンの葉とキュウリの葉にウリハムシが移動してしまい、葉が喰われ放題です。これでは成長の見込みが薄いです。



ツルムラサキ(紫色)の様子

紫色系のツルムラサキ
紫色系のツルムラサキ

毎年種が落ちて勝手に生えてくる紫色系のツルムラサキは、花が咲いて種が出来てきました。
このツルムラサキは、緑色系のツルムラサキよりクセがあると思います。
紫色はポリフェノールとのことですが、たいていは茹でてポン酢やマヨネーズ醤油で食べていますので、ポリフェノールのほとんどは水と共に流出してしまっていることでしょう。
炒めれば良いかもしれませんが、べチャッとした感じになりますので炒め物には不向きと思います。天ぷらが良いかもしれません。今度試してみようかな。





さあ、次回は大規模な雑草抜きと冬・春野菜の栽培場所作りです。涼しくなってくるでしょうから作業が進むはずです。
管理者 : Masa
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2018年9月4日火曜日

秋ジャガイモの植え付け

9月に入ったので秋ジャガイモを植え付け

種ジャガイモ「ニシユタカ」。雨粒で表面に斑文が。
種ジャガイモ「ニシユタカ」。雨粒で表面に斑文が。

土日が雨予報とは。
金曜日の夜は集中豪雨のような雷雨が畑所在地であり、畑の水分は回復してじゅうぶんなのですが、続いて土日に雨が降ってしまうということに。
週末ファーマーの農作業で土日とも雨に降られるととても困るのです。農作業に限らず、屋外作業では皆さんそうでしょうけど。
先日まではあまりの少雨だったので、雨乞いするしかないかな、なんて思っていたのに勝手ですみません。
土曜日及び日曜日に農作業が出来なくて次週に農作業が持ち越になってしまうと、露地栽培の農作物の特に植え付けでは、適切な成育時期を逃すことになるのです。
毎年、8月下旬頃には秋ジャガイモの植え付けをしているので、この土日で植え付けを完了したいと思っていました。植え付けがあまり遅くなると、早霜でジャガイモが成熟する前に地上部が枯れてしまうことになりますので。
日曜日、降雨は断続的な予報になったので、用事を済ませてから農作業の開始となりましたが、畑到着手前で雨が降り出すということに。けれど、その雨は短時間でやんだので、いつもどおりに農作業開始となりました。
気温は25度くらいで日差しがないためかなり楽ですが、湿度が高くて無風なので、作業開始後すぐに汗はすごいことになりました。こまめに自作経口補水液で水分補給です。
種ジャガイモ「ニシユタカ」大中小。雨粒で表面に斑文が。
種ジャガイモ「ニシユタカ」大中小。雨粒で表面に斑文が。

今回植え付ける秋ジャガイモの品種は「ニシユタカ」。金曜日に急遽ホームセンターで購入したのですが、1袋1kg入り(約700円)しか販売していなかったので、それを4袋という買い方となりました。春は5kg1袋売りなどをするのですが。
秋ジャガイモの栽培をやらない方が多いのでしょう。売り場にはこの品種と「デジマ」の2種類しかありませんでした。
購入が4袋となったのは、種ジャガイモの個数から袋数を決定したからです。1袋に大中小合わせて10~12個入っているので、今回は2畝分の植え付け、そうすると2畝分で必要な個数は45個前後となるからでした。
ニシユタカは収穫量が多いということなのですが、病気に弱いのが難点だそうで。食味はデジマよりバランスが良いそうです。
元肥としてケイフンをまんべんなく薄っすらと撒きました
元肥としてケイフンをまんべんなく薄っすらと撒きました

植え付けは、溝を15cmほどの深さで粗掘りして、そこに元肥としてケイフンをまんべんなく薄っすらと撒いていきます。今回のケイフンは粉状です。
種ジャガイモ「ニシユタカ」の植え付け
種ジャガイモ「ニシユタカ」の植え付け

撒き終わったら、土を5cmほど被せてその上に種ジャガイモを置いていきます。ケイフンに直接種ジャガイモが付かないように。
置き方は、少し出てきている芽をよく観察して、それが上になるように。
種ジャガイモは切断しません。丸ごと種ジャガイモを植え付けます。この時期に切断して植え付けると、気温・土中湿度が高いことや虫が多いことから種ジャガイモが駄目になってしまう恐れがあるからです。ちなみに春の植え付けでも切断していません。周囲の畑の方々は切断して植え付けていますが、切断しないで植え付ける私どものほうの出来具合が良いからです。成長初期の栄養摂取具合に種ジャガイモの大きさが影響しているかもしれません。追肥はケイフンをパラパラっとするくらいであまりしませんから。
種ジャガイモの間隔を30cm前後とったら、土を被せて畝を作っていきます。種ジャガイモ上に15~20cm土が被さるように。
収穫するジャガイモは種ジャガイモの上に出来ていくので、2回ほど土寄せする土を畝脇に確保しておきますが、この土は畝間の土を削ってそれにあてることにしています。
他にもやることがたくさんなので、さっと植え付けをして終了。これで安心です。
ほんとうはもう2畝くらいやりたいのですが、場所の確保が出来ないのでやめました。場所をとるニンニク・茎立菜・イチゴの栽培場所確保がありますので。




土曜日は収穫だけ

秋ジャガイモの植え付けの前日は、用事を済ませてからの農作業だったので、収穫作業だけとなり、三角ホーを持たない珍しい日となりました。
雨は止んで薄日も。

小玉スイカの様子

今回はハクビシンの被害に合うことなく、熟す前に自然に割れているものがあったくらいでしたので、数個の収穫が出来ました。
ハクビシンに何かあったのでしょうか?気になります。
縦縞の色と皮が薄い品種。巻きヒゲが枯れているので収穫時期。
縦縞の色と皮が薄い品種。巻きヒゲが枯れているので収穫時期。

大玉スイカの様子

大玉が生った後の中小玉スイカが数個生ってきていて、2個収穫出来ました。まだ片付けには早いのでそのままにすることに。





オレンジカボチャは最後

収穫した赤皮栗カボチャ
収穫した赤皮栗カボチャ

赤皮栗カボチャは葉がほとんど枯れてオレンジ色の実が目立っていました。これなら収穫漏れ無しです。
葉はウリハムシのために残しておくので、まだ片付けません。見た目が汚いので片づけたいのですが。気温25度くらいより下がる日が多くなれば、ウリハムシは活動しなくなっていくことでしょう。
赤皮栗カボチャのヘタはコルク質を過ぎてスカスカなので完熟
赤皮栗カボチャのヘタはコルク質を過ぎてスカスカなので完熟

オクラはそろそろ終わりかも

1期目のエリアのオクラ
1期目のエリアのオクラ

1期目のエリアのオクラの成長がかなり鈍ってきましたので、そろそろ終わりと思われます。2期目のほうはまだ成長する感じです。
オクラの害虫であるワタノメイガの幼虫が発生していましたので、触らないように気を付けました。例年よりも発生が遅くて数が少ないです。これも猛暑の影響でしょうか。

ミニトマトの様子

ミニトマトは再度成長中
ミニトマトは再度成長中

緑の実がだいぶ生ってきました。猛暑と少雨の影響で実がほとんど生らなかったのですが回復してきているようです。しかし、気温が下がると赤く成熟しないのでどうなることやら。
例年ならほったらかしでも大収穫となるのに。

さて、次回の農作業は1日のみ。大規模な雑草抜きと耕うん作業が待っていますので、雨は降らないで、と思ったら民間気象会社の週間予報では雨!

管理者 : Masa

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