2017年2月25日土曜日

耕うん機F210のオイル交換

農機具の手入れ

F210耕うん機(小型管理機)

耕うん機、耕耘機、耕運機と表記の仕方が三種類ありまして、今までは「耕耘機」のほうを使っていました。しかし、「耘」は常用漢字ではないので、農機具メーカーは平仮名で「うん」もしくは代用漢字の「運」を使用しています。また、「管理機」の名称も使われています。これは耕うんの他に、アタッチメントで畝立て等の農作業管理機能を合わせ持っている製品のことです。ほとんどの製品はこの機能を使えると思います。したがって、現在使用している耕うん機は「小型管理機」と呼ぶことも出来ますが、ここでは「耕うん機」の名称でいきます。 
F210 耕うん機
F210 耕うん機

さて、チガヤの除去は残すところあと少しの範囲なので今日は着手せずに、休耕地となっている場所を年代物(ホンダ社製こまめF210で約30年前のもの)の耕うん機で耕すことにしました。これは、あまり長い期間使用しないで置いておくと機械に不具合が出るかもしれない、という恐れ(個人的な考え)からと、たまには動かして、ついでに固くなっている休耕地部分の土を砕こうという思いからです。 


F210耕うん機のオイル交換

今回は動かす前に、エンジンオイルとミッション(ギア・ギヤ)オイルの交換をやります。
ここで、ギアなのかギヤなのか?
JIS表記はギヤです。ギヤは歯車のことで、英単語ではgear。 
前回はエンジンオイルだけの交換で、やったのは半年くらい前。ミッションオイルの交換は1年間やっていないのでした。エンジン・ミッション内部の様子は分からないのですが、使用頻度(農繁期で1か月に4回くらい。1回で約1時間半の使用。)とエンジンの造りが複雑ではないことを合わせると、交換するタイミングはこのぐらいで良いのかなと思っています。
乾燥した畑での足跡
乾燥した畑での足跡

今日は南風が少し強めで、乾燥した土が上の写真のようにパウダー状になっているので、オイル交換時に土が飛んで来ないように注意します。 
オイル交換にはフェンダーが邪魔になるので、鉄製の棒状ガードごとネジ穴付ボルト4本を抜いて取り外しました。これで作業が楽になります。 
左:エンジンオイル注入口のキャップ。右:ミッションオイル注入口のキャップ。
左:エンジンオイル注入口のキャップ。右:ミッションオイル注入口のキャップ。

古いオイルを抜く作業はエンジンオイルのドレーンボルトとミッションオイルの検油ボルト(ドレーンボルト)を外します。両キャップも外しておきます。使用する工具はラチェット式のソケットレンチがお勧めです。ボルトとキャップはオイルが付着していて土が付きやすいのでご注意を。なお、ミッションオイルを完全に交換するのであれば、オイルパンを外して作業を行います。前回行った時には、スラッジ(沈殿物)がほぼ無かったので、今回はそこまでやらなくても大丈夫でしょうということにしました。
両オイルキャップと両ドレーンボルトを外した状態
両オイルキャップと両ドレーンボルトを外した状態。 

オイル交換用処理箱(廃油箱)に排油するのでそれを設置します。処理箱は中に不織布があり、それに廃油を吸着させる仕組みです。
オイル交換処理箱
オイル交換処理箱

エンジン・ミッションオイルを同時に排油させてしまうので、プラスチック製ちりとりでオイルを処理箱に導きます。オイル垂れも起こる可能性が高い(急いでしまっていつも垂らしてしまう)ので新聞紙を適宜敷いておきます。
排油中
排油中

耕うん機を軽く斜めにすると、オイルが早く流れ出てきますが、勢いが良かったりするのでこぼさないように注意が必要です。
エンジンオイルは灰色に少し黒色が混じった感じの色で汚れていました。ミッションオイルは目視では汚れが分からない綺麗なままの色でした。 
排油が出来たら、新しいオイルを注入していきます。まずはエンジンオイルから。オイルは10W-30のエンジンオイルを使用しました。ホンダ製の4サイクルエンジンオイルがあるのでそれをいつも使用しています。SJグレードの汎用機用の「U 汎用 ULTRA」かSLグレードの「ULTRA G1」です。グレードはG1のほうが良いのですが、お値段はG1のほうが約半額です。GIはホームセンターなどで在庫があるので手軽に購入出来ますが、汎用機用のほうはなかなか見つかりませんので、ネット通販で購入しました。汎用機用のほうは現行?の「こまめ」の取扱説明書に推奨オイルとして掲載されていたので購入したのですが、「API分類SE級以上のSAE10W-30オイルをご利用ください」ともありますので、G1でも良いと思ってこれも使っています。
4サイクルエンジン・モーターオイル各種
4サイクルエンジン・モーターオイル各種

ドレーンボルトを締めつけますが、パッキンは交換しないで古いままにしました。そのうちパッキンが劣化してオイル漏れが起こる可能性があるので、今度はパッキンを探しておかなくてはなりません。
オイルはオイルジョッキに入れて注入します。レベルゲージで量を確認しながら、約300cc入りました。
オイルジョッキ
オイルジョッキ

次はミッションオイル。オイルは4サイクルエンジンオイル「ULTRA 汎用 寒冷地オイルSE 5W-30またはAPI分類SE級相当のSAE 5W-30」ですので、前者を使用しています。こちらもホームセンターで見かけないので、ネット通販で購入しています。寒冷地オイルなので、使用温度が低めに設定されているのですが、取扱説明書にあるのでそうしています。
今度は同等品のオイルを試してみようかと思っています。
これの注入量は、検油ボルトを外した排出穴からオイルがにじみ出たらオーケーですので、にじみ出たら検油ボルトを締めます。約1リットル、1本分入ってしまい缶が空になりました。こちらもパッキンは次回ということに。 
これでオイル交換は完了です。あとはフェンダーを元通りに取り付けて、廃油の処理をして片付け。
そして休耕地部分を耕しました。畑も使い続けすぎると地力が弱りますので、たまに休耕地にしています。
収穫中のホウレンソウ
収穫中のホウレンソウ

本日、野菜に触れたのはホウレンソウの収穫だけでした。







2019年3月のオイル交換の様子をYouTubeで公開しています。




管理者 : Masa
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2017年2月18日土曜日

失敗大根とカラシナの収穫

まずは大根の収穫

昨日は強い南風の春一番で、またまた畑は乾燥中です。そして今日は久しぶりにどんよりと曇っています。
谷津の写真で分かりますかね。杉が花粉の放出初期段階になっています。花粉症ではないので、特に恐れはしないのですが、毎年3月の4、5日間は花粉の影響でひどいアレルギー性鼻炎みたいになります。 
谷津の杉と花粉
谷津の杉と花粉

今日も乾燥中のイチゴの畝
今日も乾燥中のイチゴの畝

大根の収穫に至るまで

体力勝負のチガヤ除去の前に大根を収穫してみました。
大根は昨年の10月末に1畝だけ作っています。種蒔きは種を蒔かないで、折れて短くなった園芸支柱の先を土に1.5cmほど刺して穴を作り、そこに種を1粒ずつ植えていきました。1畝で種を約30粒使いましたが、種袋にはまだ倍以上残っています。いつもこんな感じで大根は筋蒔きをしないので種が余ってしまいます。発芽率は93%で結構な発芽率です。発芽しなかった所には余った種を再度植えていくのですが、少ないのでやはり種は余ります。余った種は使用期限内であれば、蒔き時を無視して植える時もあるのですが、害虫の発生などにより正常な収穫に至らない場合が多いです。
収穫前の大根
収穫前の大根 

写真のように、大根の成長結果は悪いです。今年に入ってからほとんど成長していません。少し種植えの時期が遅かったかなぁとは思うのですが、こんなに成長しないとは思いませんでした。
葉に勢いがないこの状態だともうこれからの成長は見込めないし、暖かくなるにつれトウ立ちして花芽が出てくるので、ここで収穫になったわけなのです。
さて、大根をつかんで抜いてみると、抵抗なく簡単に抜けました。エンピ(スコップ)を入れて抜かなければならない大根の出来具合とは大違いです。長さは22cm前後で太さが5cm前後とミニ大根を育てたようになっていました。そして、10%ほどの大根には肌色の変色が一部(数センチの範囲)にあって、手でポキッと折ってみたら内部も同様に変色し拡がっていて空洞があり、食用には向かなくなっていました。大根の収穫量がさらに減ることになってショックです。
大根の外見が正常でもちょっと心配になり切ってみたところ、鉛筆くらいの太さの空洞が出来ていました。その後の調理過程でも、全ての大根に空洞が存在していることが確認されました。
この空洞化の原因は、今年に入ってからの水(降水)不足の影響が大きいと考えられます。土壌の水分量が少ないので大根内部が満たされることがなく、空洞が次第に出来てしまった状態です。
空洞の周囲は少し硬いですが、その部分を丁寧に削り取ってしまってよく煮込めば、大根として食べられるので、さっそくその晩に鍋物にして頂きました。
あと、気になったことが。お隣の畑の立派に育った大根が大量に捨てられていました。もしかしたら空洞化が原因?


カラシナの収穫(1回目)

カラシナの収穫に至るまで

種蒔きは大根と同時期に行いました。こちらは「種蒔き」で1条の線上に筋蒔きです。アブラナ科の種は丸くて小さいので、一粒ずつの種植えは現実的ではありません。
発芽率が良いので、ほとんど種を蒔いたとおりに密集して芽が出てきます。ですので、本葉が2,3枚出たあたりで間引きしました。間引いたものはよく洗ってツマミ菜として、おみおつけ(お味噌汁)の具となりました。まだそんなに辛みは出ていません。そう言えば子供のころは「おみおつけ」と言っていたのですが、今は「お味噌汁」と言っていることにこのブログを書いていて気が付きました。
収穫中のカラシナ
収穫中のカラシナ

今回は、再び間引きを兼ねての収穫です。写真のとおり少し密集気味です。お隣の畑の人は広範囲にもっと密集させていて、まだ小さい株のままです。
例年だともっと大きく育っているのですが、こちらも水不足の影響でしょうか、小さいです。根は太目なのが気になりました。水分を吸い上げようと頑張った結果ですかね。
ここで、規模が大きい河川の土手に生えているカラシナの状況をお伝えします。アブラナではなく生えているほとんどがカラシナです。総称で言ってしまえば「菜の花」ですが、食べるとカラシナでは辛みがありますので注意が必要です。
例年だとこの時期には既に緑豊かに大株に育っていて、早い時には花が咲いて景観が見事なのですが、今年は小さく勢いもありません。十数年見ていますが、こんな悪い状況は初めてです。これが栽培のカラシナにも当てはまるのかは、畑のエリア外の栽培物を見ていないので分かりませんが、自然のものも成長具合が悪いということが分かりました。これでは、来年以降に影響が出てしまいます。種を落とす量が減ること、場合によっては種が落ちる前に乗用草刈機で刈られてしまいます。危機的な状況です。経過を見守りますので、後日報告します。
さて、間引きを兼ねた収穫は、枯れ気味の下葉をむしり取りながらやりましたが、少しの間なのに腰が痛くなりました。しゃがんでやるか、ミニ椅子を持ってきて座ってやったほうが良いですね。
間引いたカラシナは、さっと湯がいて塩漬けにしてお漬物にしました。食べるときは塩抜きをして、ぎゅっと強く水分を絞ります。ちょっとした辛味がほかの菜の花と違って大人の味です。

今日のチガヤの除去

除去にだいぶ先が見えてきたので、今日は狭い範囲だけにしました。
何年か前に土手に続くように畝を作ってしまって一体化してしまった所に、まずは溝を掘りました。これで土手との境が明瞭です。地主さんが草刈機で土手の雑草を刈るときに目安となって安心です。
チガヤとスギナは相変わらず多いですが、ハマスゲがかなり少なくなりました。一昨年に除去したことが影響しているのかもしれません。
あと1日分の作業でチガヤの除去は終わりを迎えそうです。 
土手との溝
土手との溝

車のLED

明るいうちに帰宅するのはもったいないので、いつも帰りは暗くなります。畑には車で行っているのですが、その車の運転席側のルームランプ電球を、貰ったLEDに昼間のうちに交換しておきました。アダプター3種が付属していたので電球用のものを使用して数分で交換完了です。そして、暗くなった帰りに点灯してみたら、今までのものに比べるととても明るくて、他のも交換したくなりました。
自分の車のルームランプ用LEDはセットで販売されていることが分かりましたので、今度交換することに決めました。






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2017年2月11日土曜日

防鳥・防草の続き

防鳥・除草の続き 

降水

今日の畑は、一昨日の雪・ミゾレでだいぶ畑が潤ったのですが、昨日の強い乾いた北風と日差しでまた乾燥が始まっています。
一昨日の雪・ミゾレは、日が昇る頃すでに屋根や地面に1cmほど積雪していました。もうこの時点で、今までの乾燥が解消されたことが分かったので安心です。無降水と強風による乾燥がその前日まで継続していたので、降雪前の3日間はめったに行わない水遣りを行っています。地主さんの電動汲み上げの井戸水をバケツに頂いて、ジョウロでちまちま散水です。
雪は昼間にミゾレに変わって、その後は断続的に夜まで降り続いたので、意外と降水量がまとまって嬉しいことになりました。
しかし降水がある度(機会が少ないが)に感じるのは、今季は南岸低気圧接近時の上空の気温が高めなので、地上気温が0度近くても雪になりにくい、または雪のまま降り続かないのでミゾレか雨で降るパターンばかりです。
今のところ、10日間天気予報では降水の予報が発表されていないので、また乾燥に悩まされそうです。先の話なのでなんとも言えないですが、火・水曜日あたりに曇りの予想が出ているので、ひょっとしたら雪になるのかなぁなんて思っていたりします。
一昨日の水分で潤ったイチゴの畝
一昨日の水分で潤ったイチゴの畝

引き続きヒヨドリ対策を少し

地面から網との間、僅か数センチの隙間があるだけで、そこからヒヨドリは侵入してきていました。そんなちょっとの隙間から網の中に入るのを恐れないとは驚きです。
地面と網のちょっとした隙間からヒヨドリが侵入。
メヒシバ(雑草)の穂は強風で飛来したもの。

隙間があるところの網をビニール被膜のピンで地面にとめて対策です。


そして防鳥対策で発見したのは、網で囲ってその網の支柱と支柱の間の空中に水糸を数本張り巡らすと、ヒヨドリがほとんど侵入して来ないことです。
(2月13日追記。食べるものが少なくなったのか、こちらのエリアにも侵入してだいぶ喰われてしまいました。ということで、水糸と水糸の間隔を狭くして徹底的な防御態勢をとっています。これなら大丈夫でしょう。)
今回使用したのは、建築現場などで使用する黄色いナイロン水糸ですが、防鳥用として黄色に銀色などの光る色の糸を撚ったものもあります。昨年はカラス除けにこれも使用しましたが、黄色だけの水糸との差は分かりませんでした。
支柱と支柱の間に張った防鳥の水糸
支柱と支柱の間に張った防鳥の水糸

相変わらず近隣の畑では夕方までヒヨドリが色々と物色しているので、相当食害にあっていると思います。
写真中央に数羽のヒヨドリがいます。
写真中央に数羽のヒヨドリがいます。
スマホによる望遠撮影。

引き続きチガヤ・ハマスゲ・スギナの除草

今回は2年前までイチゴの小さな畝だった所に着手しました。
ここは昨年手入れをほとんどしなかったので、うっそうと茂ったチガヤとペパーミントにイチゴが負けてしまった場所です。それでも、イチゴは数株残っていました。強い生命力です。
チガヤに埋もれたイチゴの株
チガヤに埋もれたイチゴの株

こちらのイチゴの株は大株です。
こちらのイチゴの株は大株です。

ペパーミントは植えたのだかなんだか今となっては分からないのですが、とにかく良く茂ります。ここでは雑草扱いになっています。
ペパーミントも芽吹いてきました
ペパーミントも芽吹いてきました

ほかにはヤマラッキョウの葉が出てきていました。花が紫?ピンク色で綺麗なので、前の畑の借主が植えたらしいです。このヤマラッキョウも球根が残っているとどんどん増えていきます。
ヤマラッキョウも芽吹いてきました
ヤマラッキョウも芽吹いてきました

チガヤ・ハマスゲ・スギナは相変わらず手強くて、今回の掘削作業では膝に負担がかかって珍しく筋肉痛(軽い)になってしまいました。 
深く掘削していきます
深く掘削していきます
まだ続きますが、前回の防鳥・防草の様子はこちらからどうぞ。








管理者 : Masa
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2017年2月6日月曜日

防鳥・防草

防鳥 

ヒヨドリの食害

先月くらいまでは、街なかの南天の赤い実や熟したミカンなどが生っていたので、ヒヨドリは畑であまり物色をしなかったのですが、それらの果実類がほとんど無くなった先週くらいから食害が顕著になりました。
庭でメジロのつがい用に柑橘類を置いておくと、それを狙ってヒヨドリ2、3羽が来て一気に喰い尽くすほど食欲が旺盛です。
ヒヨドリは体長約25~30cm、頬の下が茶色いので頬の下が白っぽいムクドリとは見分けがつきます。鳴き方は「ヒーョ、ヒーョ」と鳴くので「ギャー、ギャー」と鳴くムクドリと鳴き方でも区別がつきます。
結構警戒心が強くて、写真を撮ろうと近づいていくとこちらの気配を察して、サッと飛び立ってしまいます。ということで写真が撮れませんでした。飛び方は波状ですね。直線状に飛行するより外敵から身を守るのに都合がいいと判断して進化したのでしょう。
ちなみに、知り合いがSNSでヒヨドリが美味いなんていっていましたが、どうなのでしょうか?試すことはないですけど。 
無残に葉を喰われた茎立菜
無残に葉を喰われた茎立菜

葉物野菜では、いわゆる菜の花系の葉への被害が大きいです。近隣の畑では防鳥ネットをしていない所があるので、ヒヨドリに喰われ放題です。ほぼ葉脈だけを残して喰われてしまうありさまです。白菜・キャベツもガツガツ喰われます。ブロッコリーの葉っぱも。ブロッコリーは人間が食す部分の花蕾(からい)は全くと言っていいほど被害が無いです。美味しくないからでしょう。茹でると美味しくなるということですかね。 
防鳥には幅の短い防鳥・防獣ネット(網)とトンネル支柱を使用しトンネルにして野菜を覆いますが、網目が大きいとそこからヒヨドリは葉を突っつきます。あと、きちんと地面に網を接しておかないと、大胆にも網の隙間から入ってしまいますので。
防鳥ネットを設置していたほうは被害無し
防鳥ネットを設置していたほうは被害無し

トンネル支柱が足りなくなった場合は、普通の支柱をX字状にクロスさせて、防鳥・防獣ネットを畝の両側に設置しています。これだと背丈が高い野菜でも大丈夫です。

支柱をX字状にクロス
支柱をX字状にクロス
防鳥ネットでトンネル
防鳥ネットでトンネル

さて、防鳥対策が終わったので次は防草です。


防草

チガヤの除去開始

いわゆるカヤ、正式名称チガヤ(茅萱)の除去に本格的に着手しました。茅葺屋根(かやぶきやね)に使用する細い長い草です。
九州地方出身の方が食用にするために植えたものがだいぶ繁茂してしまい、耕作地に侵入してきています。食用にする部分は地下茎の若い芽の部分と言っていました。ほんのり甘いそうです。
お隣の畑のチガヤ
お隣の畑のチガヤ

うちの畑のチガヤ。背丈の半分以上は刈り取ってあります。
うちの畑のチガヤ。背丈の半分以上は刈り取ってあります。


チガヤは地下茎が横にどんどん延びるので、地面から50cmほど掘削してそれを取り除いていきます。この時に、ハマスゲとスギナの根も一緒に除去出来ます。
チガヤの地下茎
チガヤの地下茎

チガヤとハマスゲとスギナの根。厄介者。
チガヤとハマスゲとスギナの根。厄介者。


このエリアはワラビが生えているので、ワラビの根も一緒に掘り上がってしまいます。チガヤの地下茎は先端がとても尖っていて、ワラビの根に突き刺さって貫通しているものが多くありました。
ワラビの根
ワラビの根

ワラビの根は谷津の土手に植えておきました。もう小さな芽が成長し始めていました。春が近いですね。
ワラビの根から出ている芽
ワラビの根から出ている芽

本日はここまで
本日はここまで
次回に続きます。こちらからどうぞ。







管理者 : Masa
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2017年2月4日土曜日

ケイフンを追肥

ケイフンを追肥する作業 

その前にイチゴの株に異変

ニンニクに追肥をしようと思ったら、植え替えが終わったイチゴの株の様子がパッと見、変なのです。畑の土と色が同化して灰黄褐色(10YR5/2:土色帖による)になっているのがあちこちに見受けられて、全体的に勢いがないのです。なんと水不足によって葉が枯れる症状が出始めていました。
1月20日の俄か雪以来、畑は無降水による乾燥が継続していて、地表がカラッカラに乾いています。前回の俄か雪は、俄か雪というくらいだから降水量はほんのわずかで潤いにはならず、今は地下水が谷津へ向かう水分で地中はなんとか湿っています。しかし、湿っているだけでじゅうぶんな水分量とは言えず、植え替えた株の弱まった根が水分を吸収できるだけの水分が無いのです。さらにここ数日の北からの乾いた強風が乾燥に追い打ちをかけています。大ショックです。しかし、明日は午後から夜中まで降水量が少ないけど降雨予報が出ていて、自然の恵みが得られそうなので散水はしませんでした。(次の日追記:その降雨は夕方前と夜中にパラッっと降っただけで、農作物達のためには何にもなりませんでした。)
強く乾燥中のイチゴの畝
強く乾燥中のイチゴの畝

地上部が枯れたイチゴの株
地上部が枯れたイチゴの株

根はまだ大丈夫だと思いますが、今後の成長に影響が出ると思うので要注意で見守ります。 
ほとんど水流が無くなった谷津の小川
ほとんど水流が無くなった谷津の小川

まずはニンニクへの追肥から
ニンニクの畝
ニンニクの畝

さて、気を取り直して追肥作業を行います。
昨年の9月下旬に熊本産と奈良産の種ニンニクを植え付けて、約1か月半後に少し追肥をして以来の2回目の追肥(ついひ・おいごえ)作業です。
この追肥も明日の降雨を期待しての作業です。追肥をしたからといっても、肥料成分が土に浸透していかないと意味がありません。それには降水が必要なのです。
肥料は全有機質肥料であるケイフン(鶏糞)オンリーです。お隣さんの畑では化成肥料も併用していますが、こちらはホームセンター等で15kg入り200円前後で販売されている安価で有効成分が豊富なケイフンだけを使用しています。
緑色のパッケージのケイフン
緑色のパッケージのケイフン

緑色のパッケージのケイフンの中身。こちらは粒が大きめ。
緑色のパッケージのケイフンの中身。こちらは粒が大きめ。


ケイフンのうち、高温発酵処理をした発酵ケイフンを使用していていますので、ケイフンは乾燥してサラサラしています。しかし、保管には注意が必要です。ケイフンの袋には小さな穴がいくつも開けられています。これは空気穴で、雨が袋に直接当たるような所に置いておくとその穴から水が入り、せっかくのサラサラケイフンが塊になって使いづらくなってしまいます。しかも、再び発酵していくようで臭いがきつくなります。買う時も要注意で、私は雨の後は購入を控えて暫く晴れてからにしています。空気穴からはケイフンが液状になって染み出していたりもしますので。車のトランク等に入れる場合は念のため敷物をしたほうが良いと思います。
群青色のパッケージのケイフン
群青色のパッケージのケイフン

群青色のパッケージのケイフンの中身。こちらは粒が小さめ。
群青色のパッケージのケイフンの中身。こちらは粒が小さめ。

追肥は株間に移植ごての先に載る程度の量を置いていきます。今回は土寄せはせずにそのままにしました。
ニンニクの株間に追肥
ニンニクの株間に追肥

ニンニクの株間に追肥
ニンニクの株間に追肥

これでニンニクの追肥は終了です。あとは成長するのを見守るだけ。




イチゴの追肥
前述のように成長がよろしくないのですが、植え替えてから1か月以上経過したものだけに追肥しておきました。イチゴは肥料に負けてしまう肥料焼けをしやすいのですが、実験的に追肥の量は、ニンニクに施した量と同じくらいにしてみました。結果は4月上旬頃に出始めます。

葉物にも追肥

大根、カラシ菜、正月菜(成長不良中)、茎立菜にも追肥しました。正月菜は餅菜とも言いまして小松菜の一種です。小松菜は品種改良が多くて色んな種類がありますね。成長不良はどうやら種の蒔き時が遅かったからのようです。早春には成長が加速するかトウ立ちしてしまうか、これも見守りです。
ヒヨドリの食害を免れているカラシ菜
ヒヨドリの食害を免れているカラシ菜

そして特に今の時期は、葉物に対するヒヨドリの食害からの防御対策が必要です。明日はこちらについても。





管理者 : Masa
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