2017年8月26日土曜日

露地栽培のスイカはなぜ割れるのか

栽培中のスイカが割れる

スイカが割れる原因が判明するまで

露地栽培のスイカ
露地栽培のスイカ

昨年は週末ファーマーの農作業でも大玉・小玉スイカの栽培が上手く出来、収穫量も満足するレベルでしたので、今年も上手くいくだろうと思っていました。
しかし、暑さと忙しさを言い訳に、防鳥の糸張りを後回しにした結果、スイカが割れていくという大きく後悔する夏になってしまったのです。

スイカ栽培、今日までの経過

大玉スイカを栽培しているエリアはこまめに雑草抜きをしていたので、成長具合がパッと見で分かりやすく、「まだまだだなぁ。」なんて見ていたのです。
大玉スイカの苗は4株で、そのうち2株は自家で種から作ったものです。
小玉スイカは2ヵ所で栽培をしていて、こちらは大玉スイカより一週間半ほど遅く植え付けています。苗は10株ほどで、これも自家製です。
小玉スイカのエリアは雑草抜きをしていませんでした。大玉スイカより植え付けたのが遅かったし、まだまだスイカは出来ないだろうと甘く見ていたのです。
そして、どんな状況だろうかと雑草をかき分けてスイカを探してみると、なんと既に小玉スイカの標準的サイズになっていたのがありましたが、割れています。パックリと。がっかり。
熟れ具合はまぁまぁです。
これは、今期の日照不足で皮が薄く成長してしまったところに雨が続き、水分過多になったスイカの内部が膨張して、パックリと割れた。と判断しました。よくある事です。仕方ありません。
そして、こんなに成長してきているならと、スイカにお日様が少しでも当たるようにと雑草抜きを頑張ってみました。



次の週

またまた小玉スイカがパックリと割れています。5個くらいでしょうか。ショックで正確な数は覚えていません。
熟れ具合はまぁまぁですが、まだ完熟とは言えませんでした。

そして次の週

大惨事です。大玉・小玉スイカがパックリと割れまくっているのです。10個以上も。特に特大大玉スイカが割れているのには言葉を失いました。
割れたスイカをよく見てみました。
なんと突っついた跡が見受けられます。
スイカのエリアの周囲は防獣ネットを張ってありますので、キジではありません。
カラスです。
カラスの食害が原因です。忘れていました。カラスは熟した頃を狙って作物を食い荒らすのです。
昨年は、スイカのエリアに上空から侵入されないように水糸とスズランテープを張っていたのに、今年はそれをやっていなかったのです。
イチゴの食害でそれを分かっていたのに後回しになっていました。失敗です。
雑草抜きでスイカが丸見えになったことも激しく食害された原因の一つです。
以前この写真のように、鳥が突っついた跡を見付けていたのだから、早くに対処すべきでした。
突かれたスイカ
突かれたスイカ

切ってみたら黄色いスイカでした。未熟。
切ってみたら黄色いスイカでした。未熟。

熟れたスイカはカブトムシの大好物です。昼間にもかかわらずあちらこちらで何匹もスイカの甘い汁をむさぼっていました。
熟れたスイカを食べるカブトムシ(雄と雌)
熟れたスイカを食べるカブトムシ(雄と雌)

残っているのは小さな未熟スイカと雑草に隠れていて難を逃れたスイカだけ。もうショックでショックで。
倉庫から水糸を探し、スズランテープも使い切って防鳥の糸張りをしました。

先週と今日のスイカの様子

本日収穫した小玉スイカ
本日収穫した小玉スイカ

この糸張りの効果は絶大で、全く食害されなくなり、残ったスイカが収穫出来るようになりました。
割れもありません。
そろそろスイカの成長が鈍ってきているので、シーズンは終わりに向かっています。
来年は必ず防鳥対策をします。

オクラの様子
角オクラ成長中
角オクラ成長中

今頃になって角オクラと丸オクラが成長してきました。
害虫の「フタトガリコヤガ」、ガの幼虫の発生も目立ってきました。昨年より遅い気がします。
丸オクラ成長中。角オクラより色が薄いです。
丸オクラ成長中。角オクラより色が薄いです。

今までは自家栽培の種から育ててきましたが、代を重ね過ぎてきているので、来年は市販の種から育てます。
スイカもそうします。




管理者 : Masa
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