2017年9月29日金曜日

ニンニクの植え付け開始

ニンニク植え付け前の土作りから

前回成功したニンニク栽培をさらに発展させるべく、種ニンニクを植え付ける前に今回は畑の土作りをやってみました。普段はほとんど土作りをしていません。自然任せです。
ここでの農法は無農薬が基本で、肥料は発酵ケイフンを使い、たまに米ヌカをごく少量補助的に土に混ぜて使っています。
無農薬・無化学肥料で栽培された種ニンニク6kg
無農薬・無化学肥料で栽培された種ニンニク6kg

米ヌカ集め
田んぼが周りに存在する集落では今の時期、刈り取ったばかりの稲から新米の精米をするため、無人コイン精米所を利用する人が多く、副産物の米ヌカも多く出てきます。
しかし、精米した後の米ヌカは、不要な人にとってみれば無関心でゴミ扱いですので、そのまま隣の米ヌカ室に置き去りとなります。
畑をやっている人のうち一部の人は、置き去りにされたこの米ヌカを狙って、備え付けのチリトリやホウキで集めて持ち帰ります。なかには、米袋と角スコップ持参で大々的に米ヌカを頂いて帰る人もいます。米ヌカのボカシ肥料でも作るのでしょう。
ということで、無人コイン精米所の米ヌカは、タイミングが良くないとゲット出来ませんので、必要量を集めるのが結構大変です。
夜の無人コイン精米所。 ここで米ヌカを頂いたことはございません。
夜の無人コイン精米所。
ここで米ヌカを頂いたことはございません。

米ヌカの効果
米ヌカの成分については、詳しく知ってもそれを元に利用する気がありませんので、ここで詳しく記しません。「リン」が多いことは確かです。
米ヌカの使用については、ボカシ肥料(土と有機物を混和させて発酵させた肥料)にするなど「加工しないと効果が無い」とそのままの使用を否定する方が多くいます。また、そのまま使用しても「効果がある」とする方もいます。「効果あり」のほうが少数でしょう(独自調べ)。
その方々が畑で検証したのかは定かでありませんが。
 畑の近所にある大規模な昔ながらの畑、江戸時代から代々住んでいるのだろうなぁというお宅の畑では、米ヌカをそのまま畑に撒いて使用しています。
米ヌカが撒かれている状態を初めて見た時の季節は、秋の涼しい月夜でした。
畑で光る白い広がり、「あれ?霜?いや、まだそんな気温になっていないし何だろう?」と、畑の一角が白っぽくなって、霜が降りたようになっているのを見て驚きました。
そして近づいてみると米ヌカの匂いがして、それと確認出来たのでした。
その後の工程はどうしたのか見ていないので分かりませんが、白い降霜状態はそのうち無くなりました。そこで肥料化するのは考えられない畑の状態ですので、やはり土に混ぜ込んだと思います。
そうして、春を待って再び土作りをしたのかもしれません。



土作り
話は土作りに戻って、今期はニンニクを植え付ける1、2週間前に、土壌改良的に苦土石灰を推奨量よりも少量と米ヌカも少量撒いて、耕うん機で撹拌しています。
米ヌカは、土に近づいて良く見てもその存在が分からないほどの量です。
苦土石灰を撒いたのは、有効成分である苦土(マグネシウム)分を補うためです。いつも元肥にケイフンを入れているので、その石灰分で酸性土壌が少しは中和されていると思うのですが、苦土石灰は石灰もセットですので、更に土壌中和となります。
そういえば、土壌酸度計を買って数回しか使用していないですね。今度酸性度を計測してみますか。
また、昨年から畑作業を引き継いだ場所では、上記作業に加えて少量のケイフンを撒いて耕うん機で撹拌しておきました。肥料のすき込みです。
効果に違いが出るか検証してみましょう。

ニンニクの植え付け
いよいよ待ちに待ったニンニクの植え付けです。
種ニンニクは、前回の栽培でお気に入りとなった、熊本県阿蘇郡産の無農薬・無化学肥料栽培のものです。
このニンニクが育つ気候と当地の気候が合ったようで、収穫期前の気温が高い期間を乗り越えてくれました。
前回は2kgを植え付けましたが、ニンニクのお裾分けが好評なので、今回は6kgと3倍の量にしました。
今回の植え付けで、当初は畝幅25cmの場合、種ニンニク1片と種ニンニク1片の間を約15cmとっていました。
種ニンニク植え付け間隔。 種ニンニクの尖っているほうを上にします。
種ニンニク植え付け間隔。
種ニンニクの尖っているほうを上にします。

しかし、植え付けを待つ種ニンニクがなかなか減らない事に気が付いて、畝に約45度の角度をとって斜めに種間約15cmで植え付けていきました。ちょっと密な気がしますが、ニンニクの出来上がりの大きさを考えて植え付けたので問題無いでしょう。
畝幅約35cmにした畝では、種間約15cmで2つ並んで植え付けました。
畝間は移動式カートが転がせるくらいの幅で約35cmをとりましたので、これからの雑草抜き作業には問題無いでしょう。
今日は日没までの約3時間で、454片の種ニンニクを植え付けることが出来ました。
畑に対するニンニクの作付け面積の割合大です
畑に対するニンニクの作付け面積の割合大です

借りている畑の面積が10月から大きく増える予定でしたが、先方の都合でそれが無くなったので、次回はこの1.5倍の量の植え付けで止めようと考えています。





管理者 : Masa
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