2018年2月15日木曜日

今回は土作りをしてありますので、ニンニクの追肥は1回に決めています。

ニンニクの追肥の前に冬の雑草抜き

2月この時期の週末ファーマーの農作業は、強い霜が直射日光で溶けて水分が少なくなった午後から開始します。
そうしないと、長靴の底にぐちゃぐちゃの土が厚くこびり付き、歩きにくいどころか滑ってしまうこともあります。また、一輪車のタイヤは回転しなくなってしまいますので。
ニンニクエリアに生えた冬の雑草
ニンニクエリアに生えた冬の雑草

昨年末から機会を見て雑草抜きをやっていますが、ようやく最後の畝にたどり着けました。ただし、昨年末にやった所は、もう細かい冬の雑草が少し生えてきていますので、これは次回に抜かないとなりません。
さて、雑草抜きですが、腰を痛めてからは立ったまま三角ホーで作業をやると腰が痛くなるので、出来るだけ座って作業をするようにしています。雑草抜きをしながら移動して行くので、以前紹介した座れる道具箱に車輪付きの移動式カート「らくらくカート」を使っています。腰が痛くなる前はほぼ使っていなかったのですが、使い始めるとこれが便利で手放せなくなりました。
移動式カートを使うには畝間に幅を持たせなくてはならないので、畝立ての時に気にするようになっています。

ニンニクエリアの冬の雑草抜きには、根の張りに注意が必要

土中から出てきたニンニクの白い根
土中から出てきたニンニクの白い根

冬の雑草は小さいながらも、根をしっかり土中深めに張っているものがあります。それはかなり力を入れないと抜けないのもあるので、基本的に道具を使わずに指で抜いています。しかし、指だけの力ではなかなか抜けないものがあるので、その時はネジリ鎌を使って根元に刃先を引っ掛けて抜きます。雑草抜き専用の二股の根抜きを使っても良いと思います。
また、根を土の表面下の広い範囲に張るものがあり、気を付けないと霜で緩くなった畝の肩が崩れてしまいます。
そして最も注意が必要なのは、この時期のニンニクの根です。
根は畝の表面下すぐに長く広く張っているので、雑草抜きの時に一緒にニンニクの根が上がってきてしまうことがあります。
上の画像のように白くて綺麗な細めの根が出てきてしまうことがあるのです。
これを考えると、ニンニクの根を痛める雑草抜きをしないほうが良いのかもしれませんが、そうかと言って雑草を抜かなければ栄養を取られてしまうし、畝の管理が出来ていないとも見られるので、やはり雑草抜きは行います。
極力雑草を抜く時に力加減を調整して丁寧に抜いて、それでもニンニクの根が出てしまった時には根を戻して土を掛けて軽く押さえます。
さらには、畝の下のほうまで根が張っている場合があるので、株からだいぶ離れたとしても注意が必要です。
収穫する時には、タマネギのように短い根がほとんどなので、ニンニク栽培を始めた頃はこの長い根は何の根?と思いました。



ニンニクの追肥はケイフンのみ

雑草を抜き終わったらいよいよ追肥です。
昼間の時間が長くなってきて陽が当たればだいぶ暖かく、地温も上がってきているので追肥の時期とみました。ニンニクは成長を再開していることでしょう。

粒状のケイフン。これは粒がしっかりとしているもの。
粒状のケイフン。これは粒がしっかりとしているもの。

追肥で注意するのは、桜が咲く前には終わらせることです。
過去には生育が悪かったため、一度だけ4月下旬に追肥をしてしまったことがあります。結果は良くありませんでした。
今回のニンニク栽培では、耕うんする前に土にケイフンと米ヌカと苦土石灰を混ぜて土作りをしています。ここでの農作業では耕うん前の土作りをほとんどしないで、元肥と追肥で肥料をまかなっているので、いつもより土中の肥料が多めです。
通常の栽培なら土作り後、芽が出てから1か月後くらいの秋に追肥をするのですが、これをしていません。追肥しても問題は無いのでしょうが、大きく育つ可能性よりも念のための肥料焼け防止を考えました。ニンニク栽培に肥料の与え過ぎは良い結果を招きませんので。
したがって、今回のニンニク栽培での追肥は1回となりました。
追肥のケイフンは基本的に粒状のものを使います。粉状のケイフンより粒状の効き目がゆっくり(緩効性)だからです。
追肥は株から数センチ離して株の両脇に、移植ゴテの先から数センチに載せたくらいの量をちょんと置きます。
土寄せはやりません。昨年は土寄せしなくても結果が良かったからです。
ニンニク株の両側に追肥しました
ニンニク株の両側に追肥しました




ニンニクの追肥は終わりました。

雑草抜き中に出てきた江戸時代の古伊万里の碗の破片。 地主さんのご先祖さんが使っていたのかな?
雑草抜き中に出てきた江戸時代の古伊万里の碗の破片。
地主さんのご先祖さんが使っていたのかな?

隣の露地栽培のイチゴのエリアにも少々細かい雑草が成長してきています。
次回はイチゴエリアの雑草抜きと追肥ですね。
今話題のキクイモを再び手に入れたので、植え付ける準備もしましょうか。
管理者 : Masa
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