2018年9月18日火曜日

重労働の自然薯掘り

自然薯(じねんじょ)とは

自然薯(じねんじょ)のツル。枯れ始め。
自然薯(じねんじょ)のツル。枯れ始め。

大玉スイカが終わって次の栽培に向けての片付け(雑草抜きがメイン)で、耕作の邪魔になってしまう自然薯(じねんじょ)を掘り出すことにしました。邪魔だけど育っていたので取り除かずに置いておいた4、5年物です。葉はようやく黄色くなってきたところですが、収穫にはじゅうぶんな時期です。
ここ(自分)では自然薯と呼んでいますが、正式名称は「ヤマノイモ」です。「山芋(やまいも)」と呼ぶこともあります。また、独自ですが、山野で自然に生えている自然薯は「天然の自然薯」、畑で栽培している自然薯は「栽培の自然薯」と区別しています。
スーパーマーケットや八百屋さんで販売されている「長イモ」と似ていますが別物です。
農産物直売所では天然の自然薯を販売しているのを見掛けます。小さいもので1本3,000円~、普通サイズで6,000円以上していました。
この畑での自然薯は、種イモ・ムカゴを移植したのではなく、自然に生えてきたものでして、はっきりとした起源は分かりません。前の耕作者が栽培していたようではないです。
畑は、谷津に向かって斜面だった土地に、昭和初期?頃に付近から土を持ってきて平地にしたようで、上層は真っ黒な黒土、下層はシルト質の土が入れられています。黒土の中には古墳時代の遺物が混じっていたりしますので、自然薯もその際に混じっていたのだと思っています。以前雑木林だった場所には自然薯がたくさん生えていましたし。
古墳時代か奈良・平安時代の土師器甕片が出てきました
古墳時代か奈良・平安時代の土師器甕片が出てきました

そういえば、タラノキもたくさん生えていたのに造成工事で無くなってしまいました。皆無です。勿体なかったけど、当時は移植場所が無かったのでどうにもなりませんでした。
さて、自然薯掘りはエンピ(剣先スコップ)を使っての重労働ですので、相方に助っ人を頼みました。
だいぶ前の台風による強風で、自然薯のツルが巻き付いていた園芸支柱は根元で折れて倒れてしまっているので、その周囲の雑草を抜いて根元を見付け出しました。。付近にはムカゴがたくさん落ちていました。これを回収していないので、春には再び自然薯の芽がたくさん出てきます。出てきたら移植して自然薯エリアを作りましょうか。




自然薯掘りは涼しくなってからが良いのだが
曇り空だけど気温が高めで、前日の雨による影響で湿度たっぷり、ほぼ無風という重労働には適さない日ですが、やるしかありません。この連休中に耕うんして最低1畝を作ってミックスリーフと春菊の種蒔きをしないとならないのです。天候・用事・仕事などで週末ファーマーの農作業は次の週末にやれるのか分からないから。特に雨降り。これから秋が深まるにつれ気温が低下すると、植え付けのタイミングが重要になってきますので、やれるときにやっておきます。丁寧な作業は優先されず、やっておきたいことを終わらせるのです。種を蒔かなければ何も収穫出来なくなってしまいます。

自然薯掘り開始

2か所の自然薯を掘り出します。
掘り始めでは萎んだイモが出てきたので、ありゃーこれは出来ていないのか?と思ったら、その下から新しい細いイモが現れてきました。細いなぁと思ったら、その下から太めのイモが出てきました。萎んだイモは役目を終えた古いイモでしたのでこれは廃棄。
小さい自然薯の先端
小さい自然薯の先端

掘り進んでいくと販売されている自然薯のような立派なものが出てきました。しかし、時間が無いので無理やり抜こうとするとポキッと短く折れて真っ白な切断面があらわに。
イモは数本あるようで、その所在が土で確認しづらくエンピで切断することも多々あり。販売するわけではなく、どうせ短くして食用にするのだから良いのです。
まだ下へと続く自然薯
まだ下へと続く自然薯

1か所は全部掘り出せましたが、もう1か所は1m以上掘ってもまだ続いていたので、これは掘り出すのをあきらめました。また芽が出てくることでしょう。そうしたら園芸支柱を立てて育てて、来秋に収穫です。
掘り出した自然薯
掘り出した自然薯

ニンニク栽培場所確保

お疲れ様の自然薯掘りが終わったので、雑草・青シソ・シビランサー・オカノリを抜いて耕うんしました。青シソは穂が出ていたので時間が無い中、穂ジソとしていくらか収穫しました。良い香りです。塩漬けにして薬味として使います。
穂ジソの収穫
穂ジソの収穫

ここは雑草のハマスゲがたくさん生えているのですが、時間が無いのでお構いなしに耕うんしたので、機会を見てハマスゲの除去をしていくつもりです。耕うん前には、米ヌカと粉状ケイフンを薄っすら隙間があるように撒いて簡単な土作りとしました。
前回ニンニクを栽培した場所は、連作を避けるためにざっと1畝作ってミックスリーフと春菊の種を蒔きました。辺りは日没で暗くなっていて、ギリギリ種が見える程度です。覆土は薄くして、特に発芽に乾燥を嫌う春菊のためにジョウロで水やりをして、終えたらちょうど雨が降ってきて本降りの雨となりました。雨が降る気がしていましたが、芽が出ないと困るので確実に水分を与えるということで。





小玉スイカは完全に終わり
ハクビシンに喰われた小玉スイカ
ハクビシンに喰われた小玉スイカ

最後の小玉スイカはハクビシンに綺麗に食べられてしまいました。赤い果肉をほとんど食べ尽くして、皮の内側の白いところが見えるまで。ハクビシンは、スイカが食べられるのはもう最後と思ったのでしょうか?
ところで、獣はハクビシンンと思っていますが、ハクビシンではなく最近話題?のアライグマかもしれないと思い始めました。それとも在来種のアナグマ?
谷津の小さな水路に続く小さな獣道を見ると、水を飲むためだけではなく、たくさんいるアメリカザリガニを捕食しているかもしれません。
ハクビシンも水に入って捕食するのでしょうか?
今度は足跡をよく観察してみることにします。
メヒシバの種。雨後の土手の草刈りにて。これが落ちるので来年が大変。
メヒシバの種。雨後の土手の草刈りにて。
これが落ちるので来年が大変。

小玉スイカのエリア半分の雑草抜きと耕うんをして、イチゴの移植用畝を作ることが出来ました。あとは、イチゴを移植したら元のイチゴエリアを整備して、ニンニクの栽培場所とします。10月中旬までにニンニク植え付けを終わらせなければ。




秋ジャガイモの様子
植え付けてから一週間半ほどで芽が出てきました。夏植えは地上部に芽が出るのがやはり早いですね。
これなら霜が降りる前に成長が終わって、肥大したニシユタカが収穫出来ることでしょう。
発芽したニシユタカ
発芽したニシユタカ

次回も夏野菜の片付けと雑草抜き、年代物ホンダ製F210耕うん機による耕うんが待っていますので、海釣り行きはおあずけです。





管理者 :Masa
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