2018年11月15日木曜日

茎立菜の植え替え

茎立菜について

茎立菜について、お隣の畑の方から「かき菜と同じでしょ?」と言われるのですが別物です。かき菜は在来種のアブラナ(油菜・菜花)の変種で、主に関東地方の伝統野菜です。茎立菜は、かき菜の一種ではありますけど、ここで栽培している茎立菜は東北地方南部の伝統を引き継いでいる品種です。見た目も少々かき菜とは違い、茎葉の緑色が濃く、株が大きくなります。
アブラナの変種はたくさんあるので、販売されている種から育てたもののほかは、名称を確実にするのはなかなか難しいと思います。

茎立菜の植え替え

種がこぼれて自然に生えてきた茎立菜を畝に移植
種がこぼれて自然に生えてきた茎立菜を畝に移植

種から育てたものと、種がこぼれ落ちて自然に生えてきて育った茎立菜の本葉が数枚になり、株がしっかりとしてきました。こうなると定植時期ですので、植え替え開始となります。
植え替え前の茎立菜。ニンニクの邪魔をしています。
植え替え前の茎立菜。ニンニクの邪魔をしています。

茎立菜の根は、直根から横に細かい根が出ているので、植え替え用に株を掘る時には、遠めから深く移植ゴテを差し込んで掘ります。
植え替え先の畝作りは、元肥に粉状ケイフンをサラッと撒いた簡単なやり方ですが、数回の粉状あるいは粒状ケイフンの追肥でしっかりと育ちます。
今回は作業時間が足りなかったので、2畝分だけ植え替えが終了。続きは次回の週末ファーマーの農作業でやります。早く植え替えを終わらせないと育ち過ぎて、根付きにくくなってしまいます。
これからは畑にヒヨドリが大群で訪れる時季ですので、次回の植え替え完了後に食害対策をしなくてはなりません。毎年おなじみの、防獣ネットのトンネル仕立てをやります。






白菜の収穫

無農薬栽培の白菜の外葉は穴だらけ
無農薬栽培の白菜の外葉は穴だらけ

前回、白菜を覆っていた虫除け対策の不織布のトンネル仕立てを外しておきました。無農薬なので、青虫系の虫が外葉をかなり食べて穴が開いてしまっています。中の葉は外側ほどではないです。飛んでくる虫への虫除け対策をしていてもこの状態となりますので、敵(蛾)は土に降りて歩いて、不織布のわずかな隙間から侵入して卵を産み付けていると思います。
今回は黒くて小さい甲虫は発生していないので良かったです。大量発生するとこれもかなり食害しますので。
さて、白菜の出来はというと、葉が巻かない(結球しない)と白菜栽培としては失敗なのですが、今回はしっかりと巻いています。前回は巻かないものがほとんどだったので不安でした。重みもあり、今回の出来は上出来とします。


食用菊の収穫が盛期だが

食用菊「阿房宮」
食用菊「阿房宮」

黄色い花の「阿房宮(あぼうきゅう)」と紫色の花の「もってのほか」が収穫適期となっています。アブラムシがたくさん花に付く年があるのですが、今年はほとんどアブラムシが付いていませんので、問題なく花を摘み採れます。
しかし、春から今までの世話を怠ったせいで花付きが例年よりもかなり悪く、「もってのほか」の葉が枯れてしまい、花は少なく駄目な状態です。「もってのほか」は「阿房宮」よりも特に手入れが必要なことが分かりましたので、来春の植え替えからは手間をかけたいと思います。

食用菊「もってのほか」
食用菊「もってのほか」

秋のジャガイモ、ニシユタカの様子

秋ジャガイモ「ニシユタカ」はそろそろ収穫
秋ジャガイモ「ニシユタカ」はそろそろ収穫

茎が株元で広がってきて、葉がほんの少し黄色くなってきたので、だいぶジャガイモが肥えてきているはずです。株元に土寄せが足りないと雨で土が流され、ジャガイモが露出して日光に当たって緑化して食べられなくなるので、これからはちょっと注意しなくてはなりません。
そろそろ霜が降りるので、今季は茎葉が枯れる前に収穫となりそうです。






ホウレン草(アトラス)の様子

ホウレン草「アトラス」が発芽
ホウレン草「アトラス」が発芽

約2週間前に蒔いた種から芽が出て、順調に育っているようです。
アトラスは寒さや病害に強いので栽培しやすい品種とういうことですが、ちょっと種蒔きが遅かったので、今後育っていくか様子を見守ります。
さあ、次回は玉ねぎの苗の植え付けです。種から育てた苗がほぼ育たなかったので、苗を約400本購入しています。






管理者 : Masa
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