引き続き植え替え
12月になりましたが、まだイチゴ
10月末から開始したイチゴの植え替え作業が継続中です。
たいていは10月で植え替えを終わらせて冬越しに備えるのですが、他の作業を並行して行っていたため、まだ終わっていないのです。 今年1月に植え替えをして成功したので大丈夫でしょう。ただし、降霜には注意が必要です。
畝と通路の境が分からないほど増えたイチゴの子株 |
スコップorシャベル
今回はほとんどの畝を新しく作り直しています。
まずは、畝と畝の間の通路部分に根付いた子株を掘り起こします。これは結実(イチゴがなった)した後に親株からランナー経由で増えていった株です。うまく根付いたものは株が大きく根が張っています。
掘り起しには「剣先スコップ」を使用しますが、私はこれを「円匙(エンピ)」と呼んでいます。そして、手で持つ「シャベル」は「移植ゴテ」と呼びます。
スコップあるいは円匙(エンピ) |
やっかいなスギナ
さて、エンピ(この呼び名を使います)でのイチゴの子株の掘り起しと共に、雑草である農家の強敵のスギナも掘り起こします。胞子茎はツクシです。ツクシは春の訪れを感じられて好きなのですが、スギナの繁茂はイチゴを枯らすので徹底除去します。
この時期、スギナ(葉)はほとんどが枯れて、その細い葉が風に吹き飛ばされ、地上では存在が分からなくなっていますが、掘るとたくさんの根が出てきます。縦横に根が張っているのです。
スギナの根 |
この場所はスギナが特に多く、以前耕作していた方からスギナまで引き継いだ感じです。
スギナは酸性土壌を好みますから、その場所を引き継いだ当時、石灰をかなり多めに入れ、その後は石灰分が多い鶏糞の肥料で土壌改良を試みたのですが、スギナの減少は感じられませんでした。
ひたすら除去するのみですが、根の性質として引っ張ると切れ易いという、スギナにとっては生き残るための進化を遂げているので、なかなか除去が出来ません。
残った根は、耕運機で細切れになったものは春に芽吹いたら引っこ抜き、地下深くから芽吹いたものは、ひたすら引っ張って成長させないようにするしかないです。
「スギナ茶」が道の駅等で販売されていたりするので、利用価値はあるのですがね。
イチゴ子株の選別
子株(苗)の選別をしないで、小さいのも含めて全て移植しようと初めは思っていたのですが、2畝目を作った時点で大量の株を移植しきれないことが判明しました。
ひたすら掘る |