メインのイチゴの植え替え
イチゴの子株(苗)
次々と通路と畝を掘り起こして、イチゴの古株とランナーから伸びた子株(苗)を掘り上げていきます。植わっている時の状態よりも、抜いた株を集めたほうが株の数を多く感じました。手箕(てみ)にすぐいっぱいになります。手箕とは画像のオレンジ色のプラスチック製の物です。安来節(島根県安来市の民謡)でのドジョウすくいに用いる竹製の物と同様なので、それをイメージしてください。イメージできない方は安来節をぜひご覧くださいませ。
昨日作った畝と手箕 |
休憩も
掘っては株とスギナの根を拾い上げるので、腰が痛くなってきます。そんな時は他の畝の見回りをしてストレッチ代わりとします。
雪と霜に勝ったホウレンソウ |
休憩終了
さて、昨日のお話のとおり、植え替え当初は全ての株を移植しようとしていたのですが、やはり数が多過ぎです。とてもとても小さい株は、スギナの根と一緒に残念ながら谷津の崖に落として、さようならです。チャンスがあればその場で根付く事もあるでしょう。
畝作り
2畝分の整理が終わったので新たな畝作りです。
まずは耕耘機で耕します。エンピを使ったことにより土がほぐれているので、耕耘機の刃がほぼすんなりと入っていきます。たまに土が堅めの所があったりした場合、刃が入りづらくて耕耘機が跳ねるので、その時は回転数を落としてゆっくりと耕します。 ざっと耕したら手仕事で畝作りです。
高畝にするので、少し鋤簾(ジョレン)で筋をつけてそこに元肥として鶏糞(ケイフン)を薄めに撒いていきます。ケイフンの下の土が少し見えるくらいに。
ケイフンはホームセンターで購入しているのですが、数年間使用していた物が無くなり、生産会社が代わって粒が小さい物になりました。以前のケイフンは生産者のホームページから情報が読み取れて良かったのですが…。
そして、ジョレンで土を盛り上げて高畝を作ります。高畝といっても高くて25cmくらいです。あまり高いと霜の影響で畝の側面の土が剥がれ落ちていってしまいますので。
軽く畝を成形して出来上がり。
植え付け
やっと子株の植え付けです。ここで仕方なく株の選別をしていきます。古株はやめて子株で根の張りが良く、クラウン(株の根元)が太めの物を選びました。ランナーから伸びた子株の2番目・3番目が良いと言われていますが、気にせずにいきます。
株間は20cm前後で、これは推奨される株間の半分以下ですが、株が小さいので平気です。
株の向きも気にしません。畑の畝なのでイチゴがなる方向など気にしない大ざっぱ農法です。注意するのは深く植えないことで、しかも浅く植えないこと。丁度良くクラウンが地上に出ているように。
植え付けたイチゴの子株 |
水撒き
植え付け後には水を撒きますが、夜中に雨が降る確率が高い予報があるので今回は撒きません。後は、水を探して自分で根を張るようにするために水やりをせず、自然任せです。
昨日と今日で3畝出来ました |