防鳥
ヒヨドリの食害
先月くらいまでは、街なかの南天の赤い実や熟したミカンなどが生っていたので、ヒヨドリは畑であまり物色をしなかったのですが、それらの果実類がほとんど無くなった先週くらいから食害が顕著になりました。
庭でメジロのつがい用に柑橘類を置いておくと、それを狙ってヒヨドリ2、3羽が来て一気に喰い尽くすほど食欲が旺盛です。
ヒヨドリは体長約25~30cm、頬の下が茶色いので頬の下が白っぽいムクドリとは見分けがつきます。鳴き方は「ヒーョ、ヒーョ」と鳴くので「ギャー、ギャー」と鳴くムクドリと鳴き方でも区別がつきます。
結構警戒心が強くて、写真を撮ろうと近づいていくとこちらの気配を察して、サッと飛び立ってしまいます。ということで写真が撮れませんでした。飛び方は波状ですね。直線状に飛行するより外敵から身を守るのに都合がいいと判断して進化したのでしょう。
ちなみに、知り合いがSNSでヒヨドリが美味いなんていっていましたが、どうなのでしょうか?試すことはないですけど。
無残に葉を喰われた茎立菜 |
葉物野菜では、いわゆる菜の花系の葉への被害が大きいです。近隣の畑では防鳥ネットをしていない所があるので、ヒヨドリに喰われ放題です。ほぼ葉脈だけを残して喰われてしまうありさまです。白菜・キャベツもガツガツ喰われます。ブロッコリーの葉っぱも。ブロッコリーは人間が食す部分の花蕾(からい)は全くと言っていいほど被害が無いです。美味しくないからでしょう。茹でると美味しくなるということですかね。
防鳥には幅の短い防鳥・防獣ネット(網)とトンネル支柱を使用しトンネルにして野菜を覆いますが、網目が大きいとそこからヒヨドリは葉を突っつきます。あと、きちんと地面に網を接しておかないと、大胆にも網の隙間から入ってしまいますので。
防鳥ネットを設置していたほうは被害無し |
さて、防鳥対策が終わったので次は防草です。
防草
チガヤの除去開始
いわゆるカヤ、正式名称チガヤ(茅萱)の除去に本格的に着手しました。茅葺屋根(かやぶきやね)に使用する細い長い草です。
九州地方出身の方が食用にするために植えたものがだいぶ繁茂してしまい、耕作地に侵入してきています。食用にする部分は地下茎の若い芽の部分と言っていました。ほんのり甘いそうです。
お隣の畑のチガヤ |
うちの畑のチガヤ。背丈の半分以上は刈り取ってあります。 |
チガヤは地下茎が横にどんどん延びるので、地面から50cmほど掘削してそれを取り除いていきます。この時に、ハマスゲとスギナの根も一緒に除去出来ます。
チガヤの地下茎 |
チガヤとハマスゲとスギナの根。厄介者。 |
このエリアはワラビが生えているので、ワラビの根も一緒に掘り上がってしまいます。チガヤの地下茎は先端がとても尖っていて、ワラビの根に突き刺さって貫通しているものが多くありました。
ワラビの根 |
ワラビの根は谷津の土手に植えておきました。もう小さな芽が成長し始めていました。春が近いですね。
ワラビの根から出ている芽 |
本日はここまで |