2017年2月4日土曜日

ケイフンを追肥

ケイフンを追肥する作業 

その前にイチゴの株に異変

ニンニクに追肥をしようと思ったら、植え替えが終わったイチゴの株の様子がパッと見、変なのです。畑の土と色が同化して灰黄褐色(10YR5/2:土色帖による)になっているのがあちこちに見受けられて、全体的に勢いがないのです。なんと水不足によって葉が枯れる症状が出始めていました。
1月20日の俄か雪以来、畑は無降水による乾燥が継続していて、地表がカラッカラに乾いています。前回の俄か雪は、俄か雪というくらいだから降水量はほんのわずかで潤いにはならず、今は地下水が谷津へ向かう水分で地中はなんとか湿っています。しかし、湿っているだけでじゅうぶんな水分量とは言えず、植え替えた株の弱まった根が水分を吸収できるだけの水分が無いのです。さらにここ数日の北からの乾いた強風が乾燥に追い打ちをかけています。大ショックです。しかし、明日は午後から夜中まで降水量が少ないけど降雨予報が出ていて、自然の恵みが得られそうなので散水はしませんでした。(次の日追記:その降雨は夕方前と夜中にパラッっと降っただけで、農作物達のためには何にもなりませんでした。)
強く乾燥中のイチゴの畝
強く乾燥中のイチゴの畝

地上部が枯れたイチゴの株
地上部が枯れたイチゴの株

根はまだ大丈夫だと思いますが、今後の成長に影響が出ると思うので要注意で見守ります。 
ほとんど水流が無くなった谷津の小川
ほとんど水流が無くなった谷津の小川

まずはニンニクへの追肥から
ニンニクの畝
ニンニクの畝

さて、気を取り直して追肥作業を行います。
昨年の9月下旬に熊本産と奈良産の種ニンニクを植え付けて、約1か月半後に少し追肥をして以来の2回目の追肥(ついひ・おいごえ)作業です。
この追肥も明日の降雨を期待しての作業です。追肥をしたからといっても、肥料成分が土に浸透していかないと意味がありません。それには降水が必要なのです。
肥料は全有機質肥料であるケイフン(鶏糞)オンリーです。お隣さんの畑では化成肥料も併用していますが、こちらはホームセンター等で15kg入り200円前後で販売されている安価で有効成分が豊富なケイフンだけを使用しています。
緑色のパッケージのケイフン
緑色のパッケージのケイフン

緑色のパッケージのケイフンの中身。こちらは粒が大きめ。
緑色のパッケージのケイフンの中身。こちらは粒が大きめ。


ケイフンのうち、高温発酵処理をした発酵ケイフンを使用していていますので、ケイフンは乾燥してサラサラしています。しかし、保管には注意が必要です。ケイフンの袋には小さな穴がいくつも開けられています。これは空気穴で、雨が袋に直接当たるような所に置いておくとその穴から水が入り、せっかくのサラサラケイフンが塊になって使いづらくなってしまいます。しかも、再び発酵していくようで臭いがきつくなります。買う時も要注意で、私は雨の後は購入を控えて暫く晴れてからにしています。空気穴からはケイフンが液状になって染み出していたりもしますので。車のトランク等に入れる場合は念のため敷物をしたほうが良いと思います。
群青色のパッケージのケイフン
群青色のパッケージのケイフン

群青色のパッケージのケイフンの中身。こちらは粒が小さめ。
群青色のパッケージのケイフンの中身。こちらは粒が小さめ。

追肥は株間に移植ごての先に載る程度の量を置いていきます。今回は土寄せはせずにそのままにしました。
ニンニクの株間に追肥
ニンニクの株間に追肥

ニンニクの株間に追肥
ニンニクの株間に追肥

これでニンニクの追肥は終了です。あとは成長するのを見守るだけ。




イチゴの追肥
前述のように成長がよろしくないのですが、植え替えてから1か月以上経過したものだけに追肥しておきました。イチゴは肥料に負けてしまう肥料焼けをしやすいのですが、実験的に追肥の量は、ニンニクに施した量と同じくらいにしてみました。結果は4月上旬頃に出始めます。

葉物にも追肥

大根、カラシ菜、正月菜(成長不良中)、茎立菜にも追肥しました。正月菜は餅菜とも言いまして小松菜の一種です。小松菜は品種改良が多くて色んな種類がありますね。成長不良はどうやら種の蒔き時が遅かったからのようです。早春には成長が加速するかトウ立ちしてしまうか、これも見守りです。
ヒヨドリの食害を免れているカラシ菜
ヒヨドリの食害を免れているカラシ菜

そして特に今の時期は、葉物に対するヒヨドリの食害からの防御対策が必要です。明日はこちらについても。





管理者 : Masa
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