2017年6月11日日曜日

初夏ジャガイモの収穫など

乾燥時を狙ってジャガイモ掘り

「とうや」の収穫

週末ファーマー1日目は用事を終わらせてから始まったので午後2時からとなってしまい、手間が掛かるジャガイモ掘りはとうやの1畝だけにしました。
「とうや」という名前は北海道の洞爺湖に由来します。出来るジャガイモの大きさは、種芋から出る茎数が男爵(ダンシャク)いもと同じなら、とうやも同じくらいの大きさのジャガイモが出来ます。

葉茎が枯れ始めて収穫時期が到来した「とうや」
葉茎が枯れ始めて収穫時期が到来した「とうや」

今回の収穫で不思議だったのは、種芋が植え付けた時のままの状態で発芽していなかったのが3個あったことです。3kgの種芋を半分に切って植え付けたのですが、その切り口には灰が付いたままでした。こんなことは初めてです。
植え付けたままの状態のとうやの種芋
植え付けたままの状態の「とうや」の種芋

また、発芽はしているものの成長が遅く、イモが出来ていないものが2個ありました。3kg植え付けたなかでこれだけ不良があると、収穫量に影響が出てしまいます。種芋がなんらかの影響で休眠状態になってしまったままだったのでしょう。
芽出し作業をやれば良いのは分かっていますが、なかなかその手間が掛けられなくていつも直接植え付けています。他の品種のジャガイモはいつも問題ないので、とうやはちょっと難しいのかなと思っています。
「とうや」にミニトマトのような実が生っていました
「とうや」にミニトマトのような実が生っていました

腰がまだ痛むので悪化させないように注意を払いながら、スギナを抜きながらの収穫でなかなか進まないのですが、雨が降らないせいで土が乾燥していてパウダー状で、ジャガイモの収穫には最適でした。
収穫の最中にごく弱い短時間のにわか雨があって焦りましたが、強い乾燥には影響がなく、止んだ後に少し時間を置いたら何事もなかったように乾きました。
夜、小さいとうやを茹でてみたところ、皮と黄色みがかった身は分離しやすくボロボロと崩れました(茹で過ぎ?小さ過ぎるから?)が、粉っぽくなくしっとりとした食感でした。とうやは揚げ物ではなく、ポテトサラダや煮物に向いていると思います。

夏野菜の様子
節成(ふしなり)キュウリ
ツルの節ごとにキュウリが生り(成り)ます。
だいぶ成長したので、ウリハムシの食害が心配ですが防虫ネットを外してみました。
成長した株では小さいキュウリが生っていたので、株を大きく育てるためにキュウリが小さいうちに収穫しました。
成長が悪い株があり、よく見ると黒いアブラムシが葉の裏側や新芽にびっしりと付いてしまっています。葉が変形して丸まってもいます。少雨と防虫ネットでの風通しの悪さが原因で、元々弱めの株がアブラムシに負けてしまったようです。
アブラムシの被害にあった節成キュウリ
アブラムシの被害にあった節成キュウリ

どうなることか、無農薬栽培なので見守るしかありません。それとも刷毛で落としましょうかね。

ナス
千両2号は株が大きく成長しないけど、ナスが1個生ってしまったので収穫です。
米ナスも成長が遅いです。これらは少雨のせいでしょう。特にナスはまとまった雨が降らないと悪影響が拡大していきます。

ピーマン、シシトウ、トウガラシ(鷹の爪・日光)
こちらは脇芽を取っても取っても次々に出てきてしまいます。上へはなかなか成長しません。これも少雨の影響でしょう。
ピーマン、シシトウ、日光トウガラシは株が小さいのに、ほんの少しずつ生ってきていますので、トウガラシ以外は早めに収穫となりました。

大玉スイカ
ウリハムシ対策の行燈仕立てから伸びた親ツルが、行燈の端に擦れた所で風の影響で傷付き、触ったら切れてしまいました。子ツルを成長させるために親ツルはそろそろ先端をカットして、子ツルに雌花を咲かせようと思っていたので問題はないのですが。
行燈仕立ての大玉スイカ。外に出ている長いツルが切れてしまいました。
行燈仕立ての大玉スイカ。外に出ている長いツルが切れてしまいました。

ウリハムシは行燈から出ていた所を侵入口にして、行燈の中までも入っていました。これでは意味がないので、行燈仕立てはやめにしました。様子を見守ります。

カボチャ(橙色)
前回、ウリハムシ対策で防虫ネットのトンネル仕立てに変更したので、被害が少なかった株では大きな本葉が新たに出てきていました。成長するまでは暫くトンネル仕立てのままでいきます。

番外編
露地イチゴ
最後の収穫です。20個(完熟気味)に満たないでしょうか。
色々な雑草とコスモスが繁茂してきていますが、時間不足で除草に手が回りません。来週には除草しないとイチゴの株が弱ってしまいますので頑張りましょう。

それぞれにケイフンの追肥をして、19時半に作業終了です。




日差しを避けてのジャガイモ掘り
男爵いもとメークイン
週末ファーマー2日目は太陽が出たりしましたが、強い南西風のおかげで熱気が和らぎ、比較的ジャガイモ掘りの作業自体は楽でした。ただし、スギナの根掘りが伴うのでこれは腰痛の身には酷でしたが。
収穫した男爵いもの一部
収穫した男爵いもの一部

男爵いもとメークインは1畝ずつの掘り上げをノルマとして、残った時間は除草にあてることにしました。
両方とも種芋から出る茎数を3~4本と多めにして、芽掻き後に出た芽を入れると6本なんていうのもあって、生ったジャガイモは茎数の多さに応じて小さめの物が多くなりました。
収穫したメークインの一部
収穫したメークインの一部

あとジャガイモは4畝分だったかが残っています。キタアカリもあります。次回も乾燥していると良いのですが、それでは夏野菜には悪影響なので困りもします。
そういえば、今は梅雨時です。

ジャンボニンンク
とう立ちして約3週間、下葉というより全体的に葉が黄色くなって枯れてきたので、完全に収穫時期が到来です。
手で引っこ抜こうとしても抜けないので、エンピで掘り起こして収穫となりました。
ジャンボニンニクをエンピで掘り起こす
ジャンボニンニクをエンピで掘り起こす

ジャンボニンニクにはムカゴがいくつも付いていましたが、これは捨てます。種ニンニクとして植え付けたことがありますが、大きくなるまでは年数が掛かるようでやめました。
このジャンボニンニクはかなりニンニク臭があります。市販されている無臭系ジャンボニンニクとは種類が違いますね。
収穫したジャンボニンニク。ぼこっとしているのがムカゴ。 ムカゴはヒモ状のもので本体と付いている場合もあります。
収穫したジャンボニンニク。ぼこっとしているのがムカゴ。
ムカゴはヒモ状のもので本体と付いている場合もあります。

残りの時間は移動式カートに座ったままの除草です。次回は腰痛が治って通常の農作業が出来ることでしょう。





管理者 : Masa
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