2018年7月2日月曜日

細ネギ(若香)の植え替えなど

今回の週末ファーマーは仕事の都合で1日だけです。この時期に1日しか出来ないのはつらい。

タヌキにトウモロコシの茎2本をかじられてダメになったので、
防獣ネットの外側にもう一枚防獣ネットを張り、下は土中に埋め込みました。

梅雨明け前からの連続した日照りと南からの6日連続の強風で、畑の土はかなり乾いています。雨が欲しいところですが全く降りません。栃木・群馬の渡良瀬川流域では10%の取水制限が始まっています。このままだと農作物にも影響が出てしまうなぁ、と思っていたところに、民間気象会社の予報では週半ばから雨マークが付きました。気象庁ではまだ付いていなかったのですが。
今週の降雨を期待します。

細ネギ(若香 じゃっこう)

一般的な長ネギと違って、細くて小さいネギです。小さいけどアサツキ・ワケギとも違います。長ネギをそのまま縮小した感じで、太さは1cm未満、長さは最長でも30cmくらいにしか育ちません。
小ネギは青ネギを若いうち(成長)に収穫したものなので、これも違います。ちなみに小ネギの「博多万能ねぎ」は九条細(ネギ)を若いうちに収穫したもので商標登録名です。
細ネギ(若香)の香りは、一般的な長ネギよりも落ち着いた香りだと思います。

細ネギ(若香)の掘り上げ

昨年の春に、1畝の長さの1/3程度(3m)の狭い範囲に密集状態で種を蒔き、その後は収穫をしないで放置しておいた細ネギです。早春に枯れて、春に出た若葉がだいぶ育っています。
細ネギの周囲では、次の植え付けに向けて整備をしてあるのですが、細かい作業をしなくてはならないのでここだけ手が回らずで。ようやく順番が来ました。

細ネギと雑草が混在
細ネギ(若香)と雑草が混在

エンピ(剣先スコップ)で畝ごと掘り起こすと、厄介な雑草のチガヤ・スギナ・ハマスゲが細ネギと一緒に付いてくるので選り分けます。
次に、細ネギは密集しているので1本ずつにほぐしていき、昨年の枯れた茎葉を取り除きます。
「手み」に次々と植え替え用の大小の細ネギが並べられ、全部でおよそ200株を超えたでしょうか、ずいぶんとありました。予想外です。
選り分けた細ネギ(若香)の一部
選り分けた細ネギ(若香)の一部

植え付ける場所は1畝分しか確保していないので、だいぶ細ネギが余ってしまいます。隣の畑の方に声を掛けたのですが、植え付けたいけど時間が取れないとのこと。
余った細ネギは食用にすることにしました。



細ネギ(若香)の植え付け

この場所は、地下茎で伸びるチガヤが繁茂してきているので、耕うん機が使えません。耕うん機を使うと切断された地下茎が散らばり、地下茎から芽が出たチガヤがどんどん増えていってしまうからです。
ですので、人間の力だけの鍬とジョレンでの耕しと畝作りです。
少し深めに鍬で掘った溝に元肥として粉状ケイフンをうっすらと敷きました。粒状のほうが持続性は良いので、本当は粒状にしたいのですが。行きつけのホームセンターでは粉状のケイフンしか置かなくなりましたので、仕方ありません。
畝の土は周囲から集めてこんもりとさせて軽く成形。
細ネギの植え付けは、株の間隔7cm前後で、深さは葉の分岐点よりは3、4cm下までにしておきました。葉のほうがメインの食材になるので、必要に応じて後日土寄せすれば良いかなと思いまして。
細ネギの植え替え終了。すっきりしました。

エンツァイ(空芯菜)の種蒔き
左側が新しく蒔いたエンツァイの種。
右側は昨年余ってしまった種。谷津上の土手にばら蒔いておきました。


細ネギの隣に1畝作って、エンツァイ(空芯菜。クウシンサイ)の種をバラバラとバラ蒔きにしました。
発芽適温は25~30度と高温を好むので、種蒔きには適期です。
種を蒔いた後に土を1cmほど被せて、軽く転圧してから水撒き。
とても水を好むので、種も土も水分たっぷりのほうが良いのですが、今回の栽培場所は土に水分がだいぶある所なので、あらかじめ水を撒きませんでした。
ただし、数日間は降雨が無いので発芽までは念のため、水遣りが必要になります。
エンツァイは水田でも栽培可能とのこと。谷津のエリアなら最適なのですが、現在は蔓性のカナムグラが繁茂していてその除去に手が回っていないので、今季は諦めです。
しかし、昨年は谷津での栽培で野ウサギに全部喰われてしまったので、畑での栽培のほうが良い結果となることでしょう。

残りの時間は日没後の暗くなるまで、手がしびれるほど雑草抜きをして終了。
次回は2日間とも雨予報。どうなることやら。



管理者 : Masa
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