食用菊2種類
摘み取り
例年に比べて開花が遅れたため、今年は約2週間遅れて花の摘み取りです。
品種は紫色の「延命楽(別名、もってのほか)」と黄色の「阿房宮(あぼうきゅう)」です。「もってのほか」は山形県での呼び名で、新潟県では「かきのもと」ですが、うちの畑では「もってのほか」の呼び名を使っています。
阿房宮は青森県南部地方が有名な産地で、干し菊にもします。干し菊は見たことがありますが食したことはないです。どんな食感なのでしょう。うちの畑では「黄色の食用菊」と呼んでいます。
ちなみに、刺身のツマに付いてくる小さな黄色い食用菊「小菊」とは違います。宴会などで気になって刺身皿を見渡すと、この小菊を食す人はあまりいないようですが、私は好んで食べます。ちょっとした苦味が良いのです。小菊の成分にはコレステロール抑制効果もあるとのことです。
もってのほか |
注意しなければならないのがアブラムシ。花が咲き始めると花柄(かへい)にたくさん付く場合があります。あまりにひどいのは摘み取らず、そのまま花としての命を全うさせてあげます。
黄色の食用菊 |
食感
食べ方は酢漬けが一般的ですね。
エディブルフラワー(食用の花)はそんなに食べたことがないのですが、「もってのほか」は微妙なシャキシャキっとした食感からして、エディブルフラワー好きな人でなくても、好まれるのではないかと思います。
摘み取りまでの生育
毎年場所を変えて食用菊の株を植え替えています。今年は食用菊も降雨が多かった影響を受けて、株の2割ほどは育ちませんでした。
ほかに観賞用菊と併せて育てていたほうは、自然環境に任せていたので雑草に負け、ほとんど生育しませんでした。やはり手入れが必要なのです。
これから
花が終わる頃には葉が枯れるので、根本から幹を切ります。
株元を見ると、すでに小さな新芽が出てきていますので、しっかり冬越ししてもらいます。毎年、養生をしなくても冬越ししています。
来年はたくさん摘み取りが出来るようにがんばりましょう。
管理者 : Masa