2017年1月29日日曜日

ヤーコンの収穫

ヤーコン 

ヤーコンとは

キク科の多年草で南米アンデス山脈地方が原産です。日本での品種は数種ありますが、ここで栽培している品種は不明です。「イモ」の色は白~黄色で、収穫時には表面が裂けて割れ目が入ってしまいますので、日本での品種改良が進んでいない輸入当初からの品種と思われます。
茎はヒマワリの茎に似ていて、この畑では手間をかけないでも、だいたい1.2m前後の高さに成長します。花は咲いたことがないですね。これは、花が咲く前に降霜で茎葉が傷んで成長が終わって枯れてしまうからだと思われます。見たことがない花は、ヒマワリの花に似るとのことです。葉もなんとなくヒマワリに似ているかな?食べる部分はイモ=塊根(かいこん)で、サツマイモの白っぽい品種に一見似ています。それの間には、地下茎が肥大化して球状となった塊茎(かいけい)がいくつもあり、これが種イモとなります。白色と紫色が混ざった色で、ゴツゴツとしたコブが多く出ています。 
ヤーコンの地上部を切り取った状態
ヤーコンの地上部を切り取った状態 


ヤーコンの育て方(独自)

このヤーコンは、以前この畑を借りていた方が植えていた子孫です。塊茎が混ざっているのに気が付かず畑を耕し、雑草とは違う何か分からない芽が1、2本出てきたので、それを成長させたらヤーコンだったのです。
その年の秋は収穫せずにそのまま根の塊を掘り上げて、元肥無しで畝にしないで畑の隅に植えてみました。
それが次の年には大きく生育し、少量ですが収穫出来るようになりました。そして、その塊茎を個別にせずだいたいな感じで、またまた元肥無しで元の所に植え付けたのが、今回の収穫に至ったヤーコンです。ヤーコンは連作に向かないとありますので、別の場所に植え付けていたらもっと生育したのでしょう。

ヤーコンの収穫

通常は降霜する前に収穫するのでしょうが、こちらは枯れた地上部を切り取って今まで放置していました。イチゴの植え替えが終わったし、畑の収穫物が少ないので1株だけですけど、掘り上げに取り掛かったわけです。ここは、またまたハマスゲがはびこるエリアで、それをいちいち取り除くのでそちらで手間取ります。スギナも同様です。
ハマスゲとスギナの根
ハマスゲとスギナの根

ヤーコンはイモが横に生えている場合が多いので、エンピを入れて掘る場合は株からの距離をとって掘ります。植木屋さんの植木の移植みたいな掘り方です。
写真右側の突起物がヤーコン
写真右側の突起物がヤーコン

ヤーコン掘り上げ中
ヤーコン掘り上げ中
雑草も一緒に掘り起こせるので嬉しいですね。

ヤーコンの株下深くにエンピを入れます
ヤーコンの株下深くにエンピを入れます

イモは傷付きやすく折れやすいので要注意です。移植ごてをあてると皮が傷付きますし、サクッとイモに入ってしまいます。あせって掘り上げたので今回は何本かそんな状態です。
掘り上げ後
掘り上げ後

1株から収穫できたヤーコン。細すぎるのは除いてあります。
1株から収穫できたヤーコン。細すぎるのは除いてあります。

折れたヤーコン
折れたヤーコン

あと残りは2株あります。



ヤーコンの植え付け

こちらも通常は種イモを保管しておいて、春以降初夏までに植え付けるのでしょうが、例年前述のとおりなので植え付けてしまいます。
今回は植え付ける場所を横に移して元肥(鶏糞)を撒き、畝状にしました。そして、塊茎はあまり個別にせずに茎に付いた単位のまま密集して植え付けてみました。場所をとるのでまとめてしまった状況です。ちなみに土壌の酸性度が高くないので、ここ数年は苦土石灰を撒いていません。鶏糞の石灰分だけで十分なようです。
ヤーコンの種イモ
ヤーコンの種イモ

植え付け後
植え付け後

ヤーコンの食べ方

うちでは「きんぴら」にして食べます。フラクトオリゴ糖が多量に含まれていて、他にも良い成分が豊富に含まれているということですので、2株目以降の種イモはしっかりと植え付けて栽培してみますかね。






最後に。レモングラスのような草はいわゆる「カヤ」ということが判明しました。しかも食用で植えたとのお話です。除去にほんの少しだけ着手しています。
管理者 : Masa
このエントリーをはてなブックマークに追加

人気の投稿