2017年4月23日日曜日

いよいよ夏野菜の植え付け開始

週末ファーマーの夏野菜苗の植え付け

トウガラシ2種、シシトウ、ピーマンを苗で購入

これらは種から苗を育てません。種だと出来上がる苗の数が多くなってしまうからです。
苗の購入はホームセンター2店で行いました。1店で済まなかったのはシシトウの苗が販売されていなかったからです。売り切れた感じでは無かったので、まだ入荷していなかったのでしょうか?
スタンダードな苗は、いずれも1ポットの価格は消費税込73円です。ここ数年価格が低いままで、73円での苗が販売される前は税込98円がスタンダードでした。価格競争ですかね?
このほかに、丈夫に育つという接木苗などがあり、こちらは1ポット198円からとなっています。

見分けがつきにくい4種類の苗

種類の見分けがつくにくい苗
種類の見分けがつきにくい苗

上の写真の苗はそれぞれ種類が違います。葉も茎もほとんど同じです。4種類ありますが見分けがつきますか?
左から、黒色の苗ポットが「ピーマン」。
ピンク色の苗ポットが「トウガラシ(日光)」。これは日光特産のトウガラシで「鷹の爪」よりも細長いです。
赤色の苗ポットが「トウガラシ(鷹の爪)」。これはおなじみの唐辛子ですね。
水色の苗ポットが「シシトウ(翠臣)」です。早生の品種です。
苗ポットから外して植え付けたら、どれが何だか分からなくなることでしょう。そんな時にはネームプレートを土に刺して表示させるのですが、今回は特にその必要が無いのでやりません。
各5ポットずつ。合計20ポットです。合計は20株ではありません。それについては以下に。

植え付ける前に苗のチェック

ピーマン

ピーマンは花芽がすでに少々付いているようですが、いつも問題無いのでそのままにしておきました。丈が成長しないまま実をつけるようだと養分がそちらに行ってしまい、大きく育たない可能性があるので、場合によっては摘み取ってしまいます。

トウガラシ(日光)

すでに、株元をはじめとして全ての節(本場の根元)から脇芽が出てきています。なかには脇芽の長さが本体に届くくらいに成長しているものがあります。
これは本体の成長を妨げるので、脇芽の全てを切り取り去ってしまいます。
素手で爪が伸びた状態の指で脇芽をつまむと、簡単に切り取れます。ハサミで切り取るよりも時間が短縮出来ます。ただし、爪と指の間が緑色になります。ブラシを使って洗えば取れますが。
ハサミを使用する場合は、先端が細いものがお勧めです。
トウガラシ(日光)の脇芽
トウガラシ(日光)苗の脇芽


脇芽を切り取ったトウガラシ(日光)苗
脇芽を切り取ったトウガラシ(日光)苗

いずれの切り取り方法でも、うつってしまう病気を持っている株があると、次の株に病気がうつる可能性が皆無ではありません。かなり神経質だと思いますが、留意しておいたほうが良いと思います。

トウガラシ(鷹の爪)

苗ポットに1株(本)、2株、3株と苗の株数に違いがあることに売り場で気が付かれる方もいらっしゃると思います。だいたいは1株で売っていますね。
今回は5ポット購入しましたが、株数では8株です。
2株、3株については苗ポットに種を蒔く時に、複数の種が間違って入ってしまった訳ではなく、意味を持って複数株の苗ポットを作っているのです。
その意味を以前調べたところ、残念ながら確実な答えを導き出せませんでした。
以下私見ですが、トウガラシ(鷹の爪)は、2株・3株でも養分の吸い上げに1株のものとあまり差が無いので、受粉を考えると近くに他の株を植えておいたほうが良いと、昔からの経験上でそうなっているのかなと。
まぁ、複数株のものには余計に追肥をしますが。
今回は、1株・2株・3株の苗ポットを購入しました。
以前、2株のものを1株ずつに分けて植え付けてみましたが、根がほぐれたことによるのか、その後は生育不良となってしまったことがあります。ですので、分けないでそのまま植え付けます。
1ポットに3株のトウガラシ(鷹の爪)苗
1ポットに3株のトウガラシ(鷹の爪)苗

トウガラシ(鷹の爪)は、中国四川料理店のマスターに収穫した株ごと差し上げる約束があるので、あと5ポット分ほど植え付けを増やそうと思っています。花椒麻婆豆腐が絶品のお店です。

シシトウ(翠臣)

こちらも脇芽が少し出ていますので、手で摘まんで切り取りました。
シシトウは多量に生るので、いつも収穫に時間が掛かって大変です。5株を一度に購入して植え付けてしまいましたが、収穫を考えると購入時期をずらして植え付けたほうが良かったかなと思っています。あまり遅くなると販売されなくなりますが。例年これで失敗したりします。


夏野菜苗の植え付け開始

畝作り

農繁期真っ只中、新しい畑地でF210耕うん機を使って耕して畝を作ります。
いつもと同じように、畝の予定場所に溝を掘ってケイフンを元肥として撒き、覆土をして畝を作ります。
新しい畑地では酸度計でpH(ペーハー)値を測っていません。以前使用していた方がまめに苦土石灰を撒いていたので、まだその効果が残っていると考え苦土石灰を撒きませんでした。肥料に石灰分が多いケイフンを使っていますので、あまり石灰分が多いと土壌が固くなります。
参考に今度、pH値を測ってみましょう。

植え付け

畝に苗ポットが入る穴を移植ゴテで掘っておきます。
穴と穴の間隔は約30cmですが、株が大きく育つことを考えると、もう15cmほど多めに間隔をとっても良いと思います。
畝に苗ポットの大きさの穴を掘ります
畝に苗ポットの大きさの穴を掘ります
  
そして、穴にはジョーロで水をたっぷりと含ませておきます。
苗ポットを持って上下を45度ほど斜めにすると、苗ポットから苗が土ごと滑り落ちてきますので、苗の株元を指で軽く挟みながら、手のひらで土を受け止めるようにします。
それをそのままの状態で、畝の穴にポトンと軽く入れます。
そして、穴を掘った土で隙間を埋めれば植え付けが終わりです。これを繰り返し全部が終わると次に支柱立てです。

支柱立て

苗は風に弱いので園芸支柱で支えてあげます。支柱を刺す位置は根を傷つけないように、苗ポッドの土の範囲のすぐ外側にします。
さらに、これからの季節は当地で南風が強くなる時が多いので、支柱を株の風上である南側に刺して、風に対して支柱が役目を果たすようにします。
深さは支柱がふらつかないようにしっかりと刺しますので、150cmの長さの支柱なら畝から出る長さは110cmほどになってしまいます。
支柱を購入する際には、土に刺す深さの分を考慮しましょう。

麻ヒモで結ぶ

支柱を立てただけでは駄目なので、麻ヒモで株と支柱を結んでいきます。
麻ヒモは天然素材です。使用後には長い時間を掛けずに自然に帰るので、後の処理が楽です。
ですが、作物を育てている最中にも強度が弱くなって切れたりしますので、補強をするなど注意が必要です。
ヒモを結ぶ位置は、苗の丈の長さによって下のほうにしたり、下と中くらい2か所にしたりします。
結び方は、株と支柱をヒモで「8」の字状に結びますが、株のほうは緩く隙間を大目にとって、支柱のほうではしっかりと支柱に巻きつけて結んでしまいます。
株のほうで隙間を小さくとると、株が成長するにつれ幹が太くなってヒモが幹に食い込み、成長を阻害してしまいます。成長に合わせて一番初めに結んだヒモを切って、新たに結び直すこともします。
支柱を立てて終わりです
支柱を立てて終わりです

植え付け後の水やり

最後にジョーロで水やりをしますが、今回はやりませんでした。
今日は強めの北東の冷たい風が吹いているのですが、明朝は気温7度くらいまで下がるとの予報です。霜が降りる気温まで下がることはないようですが、念のため表面の水分を少なくして、苗が寒さに負けるのを防ぎました。
ちなみに気象庁による気温の計測は、芝生の地面より上1.5mの高さで測っています。地面はこの気温よりも低くなると考えます。
しかも畑は、夏でも夜はひんやりと感じるくらいですので。

以上で第1回目の平成29年(2017)、夏野菜の植え付けが終わりました。

このほかに、ますますいい気になって育っているスギナの除去(終わらなかった)、
ニンニクとスギナ
ニンニクとスギナ
  
大木になりかけている木の枝の剪定(これは高い位置の枝がまだ)、種サトイモ(セレベス)500gの植え付けなどを行いました。
セレベスの種サトイモは芽の近くから根が出てきています
セレベスの種サトイモは芽の近くから根が出てきています

次回は盛期のタケノコ掘りから開始です。前回は大汗をかいてのどが渇いて仕方がなかったので、必ず飲料持参で竹林に入りましょう。





管理者 : Masa

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