2017年4月11日火曜日

畑への往復に使用している車の整備

車のブレーキランプが点灯しない

ガラス球(ランプ)の確認






先日の週末ファーマーは、法事があったので作業は中止でした。法事が無くても降雨の影響で土日とも作業は出来なかったですね。
法事から帰宅し、畑への往復に使用している車と通勤車を入れ替えるために車を動かしてもらったところ、片側だけブレーキ(ストップ)ランプ(制動灯)が点灯していないことに気が付きました。その上に位置するテールランプ(尾灯)も点灯していません。
 インパネ(インストルメントパネル・計器板)に警告灯(ウォーニングランプ)で球切れが表示される車なら運転席から警告を確認出来ますが、その機能が無い車は自ら積極的に確認しないといけません。今回は、たまたま車の入れ替え作業によって球切れに気が付きました。運転前の点検が必要なわけですね。
 車の後部のランプ類がきちんと点灯しているかのチェックは、テールランプやウィンカー(方向指示器)であれば下車して後部に行き、独りでもチェックすることが出来ますが、ブレーキランプはなかなか出来ません。※事故防止のため、下車する際はエンジンオフにしておきましょう。
ブレーキランプが点灯するかどうかのチェックは、通常ではブレーキを踏んでいないと出来ません。なので、運転中に信号待ちで停車した時、後続車に点灯した明かりが映るかどうかをたまにちらっと見てチェックしています。後続車がトラックならアルミ板を前面に付けている車が多く、映りやすいのでお勧めです。
あくまでブレーキランプが点灯しているかのほんの短時間のチェックですので、不意の事故防止のため凝視したりしないように。
 先日は、隣の畑を借りている人の車のテールランプの球切れを発見したので、その旨を伝えました。手元にランプの予備が無いとのことで、車の整備工場やカー用品店、ガソリンスタンドでの交換をお勧めしておきました。
昨日今日と走行中に、テールランプが球切れしている車を見掛けましたし、皆さんも結構球切れをしている車を見掛けるのではないでしょうか。




さて、ガラス球(自動車用電球)の確認作業の開始です。以前、反対側の交換をやっていますが、どの部位の球の交換だったか?数年前なのですっかり忘れてしまっています。
まずは車に備え付けの取扱説明書で該当箇所を探して確認です。
確認後、同じ車種・年式の同じ症状をスマホで検索してみました。するとやはりありました。それを参考に、リアコンビネーションランプ(ランプ類が収まっているユニット状のプラスチック製品)を取り外しに掛かります。
今回交換対象の車はリアコンビネーションランプが縦長です。外側から見ると十字穴付アプセットボルト2本で締めてあります。これはプラスドライバー、モンキースパナあるいはナットレンチでも容易に外すことが出来ます。
そして車内側のナット3個が縦列している内、上側の1個だけを外すようにとありました。パッと見、リアコンビネーションランプを取り外すのには影響がないようなナットです。念のため別のサイトを見たら、そこでもそのように記載してありましたので、これも外してみました。
ここからが問題です。リアコンビネーションランプが外れません。パッキンは入っていませんので、固着しているようではありません。
再びスマホで検索してみたら別のサイトで出てきました。車体とはピン2本で結合しているので、車体とリアコンビネーションランプとの間にヘラ状工具を用いて、テコの原理で取り外すと。
そのように、テコの原理でちょっと力を入れたらポコッと外れました。
先述した車内側の上側1個のナットは、取り外し作業においては関係ありませんでした。年式かマイナーチェンジでの構造の違いだったのでしょうか?

いよいよガラス球の確認です。車のキーは差し込みません。
ちなみに電気作業に慣れていない方はショートさせる可能性がないともいえないので、バッテリーのマイナス端子を外したほうが良いと思います。これをやっておけば作業中の安心度が増します。不安な方は何か起これば自己責任になりますので、出来れば専門店にお任せしましょう。
 経年により土ぼこりでだいぶ汚れているテールランプのソケットからガラス球を外すと、小さなガラス球は表面が少々黒ずんでいます。そして、球が切れていました。球が切れた=フィラメントの断線です。
このガラス球(12V5W)はもう手元に置いていないものでした。「もう」というのはつい先日、予備用に購入しておいた新品のこのガラス球3つを、経年劣化しているといけないと思い廃棄していたのです。手元に残っていたのは12V21/5Wが1球だけです。残念でした。
しかしこれが後ほどとても役に立つことになるのです。
ということで、本日の作業はここまで。明日、ガラス球を購入することになりました。

いよいよガラス球の取り付け

12v5wの自動車用電球。一つ使用後。
12v5wの自動車用電球。一つ使用後。
2球入り約200円で購入してきて取り付けです。
コンビネーションランプは取り外したまま仮固定していたので、すぐに作業開始です。
ソケットにガラス球を差し込んで点灯確認。するとこれは問題無く点灯しました。
次にブレーキを踏んでブレーキランプが点灯するか確認です。
点灯しません。
??
点灯しないというより、ブレーキを踏むことによって更に明かりが強くなる状態にならないのです。球切れではないようです(この時点での判断)。
とりあえずヒューズ切れを疑ってみました。
ハンドル下にあるヒューズボックスを開けて、ヒューズの配置を確認してみます。ライト関係で10A(アンペア)と20Aの2つがありました。ヒューズを抜く工具(ヒューズプラー・ヒューズプライヤー)が無かったので、ラジオペンチで代用です。ヒューズプラーはヒューズボックスに備え付けてあったりするのですがね。
ヒューズの予備なら何種類も持っているので、これが原因なら交換出来ちゃうよと期待を込めてチェックしてみましたが、ヒューズは切れていませんでした。
ブレーキランプを点灯させる回路が別にあって、これが原因で点灯しないならば面倒だなぁなんて考えつつ、では、もっと簡単な何か原因があればと。
素人ながら考えると、交換したテールランプ下、ウィンカー上に位置する中間のガラス球(12V21/5W)本体がやはり怪しいと。これは点灯するものの少しガラス表面が黒ずんでいます。

12v21/5wのガラス球。後日予備に購入したもの。ダブルフィラメントです。
12v21/5wのガラス球。後日予備に購入したもの。ダブルフィラメントです。

この予備は先述したとおり1球ありましたので、新しい球をソケットにぎゅっと差し込んで電源オンでブレーキを踏んでチェックです。
するとピカッとランプが明るく光りました。
このランプはそれで思い出しました。そうそう、ストップ&テールのダブル球だったのです。一つのランプでフィラメント二つ、ブレーキランプとテールランプの役割を担ってダブルフィラメントで光っていたのでした。製品パッケージにも「テール&ストップランプ」「12V 21/5W」、ワット数が「/」と分けて記載があります。よく見ましょう。
原因はブレーキランプ側のフィラメントが切れていたということです。解決。
リアコンビネーションランプを元のとおりに取り付けて、ここまでの作業時間約20分。無事に作業完了です。

近々、12V21/5Wを予備として購入しておくことにしました。他の所の球も寿命を迎えてくるはずです。
ターンシグナルランプ12v21w
ターンシグナルランプ12v21w
ついでに予備としてウィンカー球(ターンシグナルランプ)も購入してあります。ウィンカー球は車種によってピンの位置が違うので、間違わないように適合表で要確認です。






管理者 : Masa
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