2017年4月2日日曜日

ハタンキョウ開花

巴旦杏(ハタンキョウ・ハタンキョ)とは

週末ファーマーの農作業前に、地主さんのハタンキョウの木々のチェックです。
おや?遠くから見ても白い小さな花がたくさん咲いているのが分かります。先週まではほとんどつぼみの存在が分からないくらいでした。これはなんと、つぼみチェックで間近で見ていた部分の枝は現在もほとんどつぼみが付いていません。これではつぼみがついたかどうかの参考にはならなかったということです。樹の全体を見ないと駄目ですね。
今年の開花は例年に比べて半月ほど遅いです。寒さが続いたせいでしょう。なお、花数は少ないと思います。
ハタンキョウは、スモモの一種の呼び名で一般的な名称は「トガリスモモ(ケルシー)」です。しかし、地主さんのハタンキョウは果実が少し尖りますが、通常のトガリスモモとは違います。品種改良のものでしょうか。
種類は2種類あります。赤色が強くてちょっと赤黒いアメリカンチェリーの色のような品種と黄緑色に赤が混ざるような品種です。
赤色が強い品種のハタンキョウの花。花も葉も赤みが強いです。
赤色が強い品種のハタンキョウの花。
花も葉も赤みが強いです。

黄緑色に赤が混ざるような品種のハタンキョウの花。 花は白色が強めです。
黄緑色に赤が混ざるような品種のハタンキョウの花。
花は白色が強めです。


スモモの栽培品種は結構ありますね。政府統計の平成23年産特産果樹生産動態等調査によりますと、
早生では、登録済のものが、紅りょうぜん、李王、ハニーローザ、シンジョウ。未登録のものが、ビューティー、メスレー、早生サンタ、大山早生、大石早生すもも。
中生では、登録済のものが、貴陽、鳥越、菅野中生、サマーエンジェル、サマービュート、七郎、紅さゆり、未登録のものが、ガラリ、サンタローザ、ソルダム、大石中生、ローズ。
晩生では、登録済のものが、秋姫、サンルージュ、サンセプト、未登録のものがレートソルダム、赤すもも、太陽、ケルシー、高麗。 
※上記の登録済みは品種登録されたもので、品種登録されていないものが未登録です。なお、登録済のもののうち、登録を取り消したものと品種登録の期間が満期になったものも含くまれているとのことです。 
政府統計で上記27種類もスモモの種類があります。「ソルダム」「プラム」の呼び方で済ましていましたが、リンゴのように今度は品種名で呼んでみますか。
ちなみにプラムは日本スモモの英名です。
そして「プルーン」の呼び名もあります。プルーンは西洋スモモですね。
スモモをパソコン入力で変換すると「李」と出てきます。漢字では「李」ですが、あまり使用しないのではないでしょうか。
去年は地主さんの許可を得てだいぶ収穫しました。スーパーマーケットの買い物カゴ換算では、満杯で3カゴほどでしょうか。今年はどうでしょう?




畑の拡張(隣地を引き受け)

隣地の方が畑作範囲を縮小するとのことで、こちらでその範囲を引き受けることにしました。面積はパッと見で150㎡(45坪)くらいです。もっとあるかな?正確には測っていません。
整備前の畑
整備前の畑
  
地主さんにその範囲分の1年間の借地料をお支払して、さて、週末ファーマー開始です。
まずは、色々な物の片づけから。片付けは得意なので、汗をかきかき捨ててあった肥料袋にビニールゴミを突っこんでいきます。園芸支柱を枯草の中から探し出してまとめたり。
つる性野菜を這わせるネットには、枯れて乾燥したキヌサヤのつるが巻き付いています。これは、ネットごと踏んでしまい細かくしていきます。乾燥しているのでパキパキと折れてネットから外れていきます。あと残ったつるは手で引っ張っていきます。
ネットに這ったつる性野菜のつるの撤去は、乾燥させてからやるとストレスが少なくて済みます。
ゴミと道具を運び出したら、10数年ほど前に自然に生えてきたという名のわからない木の邪魔な枝を切り落として、雑草抜きです。ちなみにこの木は枝を切ったところ、切り口から樹液(水)が湧き出すように出てきて驚きました。畑地が木陰になってしまうので、そのうち切り倒す予定でしたが、樹液の湧き出しを見たら切り倒すのをやめようと思い、予定変更です。剪定だけにすることにしました。しかし、何という木なのか葉が出たら調べてみます。
雑草は冬と春の雑草なので草丈が低いから三角ホーでどんどんと除去していきます。ハコベ、イネ科のスズメノカタビラ、アメリカフウロ、オランダミミナグサなどの雑草密集エリアは表土と一緒に除去します。種が落ちてしまっていると思われるからです。あと、特に夏以降耕作されていない場所は、雑草のメヒシバ、オヒシバの種がこぼれ落ちているので、ここも表土と一緒に除去です。
来週は作業ができないため、今日は休憩をとらずにお茶をぐいっと立ったまま飲んだらまた作業開始で、だいぶハードワークでした。
忙しいし気候が暑くはないので水分の補給を忘れがちですが、汗と蒸発で結構体内の水分が減少しているはずです。こまめに水分を摂取します。以前、水分補給の重要性の認識が乏しかったころ、「体内に結石」が出来てひどい思いをしました。若くても油断大敵です。 
まだ、前の方が育てていた作物があるので、それは収穫が終わるまでそのままにします。冬の葉物野菜はとうが立って花が咲いてしまっています。
土壌の栄養が継続して吸いあげられていますので、耕うん機で耕す前には元肥とは別に肥料を撒くことにしました。
日没後、暗くなるまで作業をしましたが、雑草抜きは終わりませんでした。でも、畑の周囲は出来たので良しとしましょう。

整備中の畑

これからは気温の上昇とともに茎立菜の収穫で忙しくなります。良く見ていないとあっという間にとう立ちして花が咲いてしまい、食味が下がってしまいます。茎立菜もカキ菜と同様に未熟な花芽を折って収穫し、そして脇芽が出てきてまた収穫と続きます。
ランタン風ライトを灯しての、アフターファイブファーマーの出番になりそうです。






参考HP : 総務省 2011『統計局特産果樹生産動態等調査』
管理者 : Masa
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